今月は女郎花香
【添え歌】
小倉山 みね立ちならし 鳴く鹿の
へにけむ秋を 知る人ぞなき (紀貫之)
歌の意味
小倉山の峰をいく年も過ごした鹿の気持ちなど
誰も知ることはないだろう
朱雀院が女郎花合を催した際に紀貫之が詠んだ歌。
折句という手法で
「お・み・な・へ・し」の五文字が句の頭に折り込まれています。
【試み】
「小倉山」、「みね立ちならし」、「鳴く鹿の」、「へにけむ秋を」、
「知る人ぞなき」の香包を打ち混ぜ、ひと包み選ぶ
【本香】
「小倉山」、「みね立ちならし」、「鳴く鹿の」、「へにけむ秋を」、
「知る人ぞなき」を聞き、試みで聞いた香りを当てる
久しぶり
試みひとつ
本香5つ
同じ香りは、ひとつのみ
ひとつひとつ消去法で答えを導き出せる
といえば、簡単な気がしますが…、
いつものごとく、そう単純ではない 汗
今月も主観の記録
試み:辛、鹹、甘、酸、苦
一炷目:辛、甘、苦
二炷目:甘、辛
三炷目:甘、辛
四炷目:苦、甘、辛
五炷目:辛、甘
導いた答え:へにけん秋を(四炷目)
正解:へにけん秋を(四炷目)
試みがとっても良い香りだったのです!!
「辛、鹹、甘、酸、苦」と記録しましたが、
五味を感じ取れる香木はめったに無く、めずらしい☆
で、その香りを本香で待ち構えたのですが…
ぴったり同じ香りは取れず…
二炷目と四炷目で迷いました
二炷目と三炷目は、「甘、辛」と書いていますが
香りの強さ、甘さなどは異なるので、三炷目は最初から除外
立ち上がりの香りの特徴が似ていたことで、四炷目に
ゲームとしては、「叶(正解)」でした☆
過去の女郎花香
♪おけいこ★聞香♪ 20171014 | AnJyu-NIKKI
♪おけいこ★聞香♪ 20160910 | AnJyu-NIKKI
お菓子は、栗きんとん
#聞香 #お稽古 #香炉 #香道 #香木 #組香 #女郎花香 #おけいこ

