市立伊丹ミュージアムの「虫展 “Mushi” in Japanese culture」へ
決して、「昆虫」展ではないです
平安時代~江戸時代の物語、絵画、武具、そして医療などなど
日本文化に密着してきた、さまざまな「虫」たち
玉むし物語
美姫の玉虫をめぐって、蝉、キリギリス、ひぐらしが恋のバトル!
蝉が恋を叶え、幸せな家庭を築く物語
絵巻物です
平安朝な絵巻物のですが…
緑色のお顔の玉虫は美姫なのか?
対して、蝉、キリギリス、ひぐらしは、虫の原型をとどめていない!
何の虫?
虫なのか??
で、玉虫と蝉の子とは…?
おくるみに包まれてお顔はわかりません
ツッコミまくり
めでたしめでたしなので、良いけど
針聞書
楽しみしていた「針聞書」
人の体内に潜む病気の虫
虫の絵とともに、特徴(部位、症状)、治療法が書かれているのですが…
1568年 茨木二介という人が書いた本
真面目な医療書なんですよね?
と、疑うほどユーモラスな虫の絵
二介さんは、この虫をどうやって作りだしたのでしょう?
見たのかな?
わたしの体内にもいくつか巣食ってそうですが
目が合ったらどうしようかしら 笑
虫之大名行列図 酒井抱一
その名の通りの絵
「奴」であろう先頭を歩く虫たちが、揃って足を上げて行進の様子が
とってもユーモラス
足のあげ方がツボる
こんなユーモラスな作品も、抱一さんらしく、お上品なのです
蝶々踊り図巻 小澤華獄
京都の「蝶々踊り」というお祭りらしい(豊年祭)
蝶にかぎらず、虫や鳥、魚に仮装して踊ってます
祇園祭の鷺みたいな人も!
題材も興味津々ですが、構図、色彩、表情が好み!
素朴な、ほのぼの系でにんまりです
揚羽蝶紋鳥毛陣羽織
どうしましょう! めっちゃカッコ良い!!!
鳥の羽の陣羽織は、非常に珍しいそうです
確認されているのは、片手で余るほどとか
この陣羽織は黒い羽根がベースで
白い羽根で揚羽蝶の紋を描いています
黒い羽根は近づくと、光の当たり方でグリーンに輝きます
偶然にも我が家の紋と同じだったため、テンション上がりまくり!!
誰?考えたの? 素敵すぎ☆
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