口上
口上:坂東玉三郎
今回は、阿古屋と南座の思い出話でした
阿古屋の初演は通し(檀浦兜軍記)だったそうです
歌右衛門さんに習ったそうですが
通しであることを伝えたら
「やりにくいと思うけど…」と言われたそうです
何がやりにくいのか?
琴攻め(阿古屋)のあとは、捕まった景清の牢を訪れる場(世話物)
琴攻めの衣裳が華やかなのに、場面がかわると普段着
やりにくかったそうです 笑
南座の思い出は、
ようやく呼んでもらえたと喜んだ初顔見世
夜の最後の演目「京人形」だったそうです
昔の顔見世は終演時間が日をまたぐこともあったのは知っていましたが
演目の開幕が23:30を過ぎると上演されないのは、初めて聞きました
で、「京人形」は…幻となったそうです
(調べたら1971年12月 上演記録は残っているようです)
「阿古屋」解説
解説:片岡千次郎
檀浦兜軍記の三段目
岩永左衛門が人形振りなのはもちろん知っていますが
竹田奴が「ツメ人形」振りなのは、知りませんでした!!!
そうだったのか~ なるほど~!!
で、あんな動きなんですね
けど、文楽では「キキキキキッー」とは言いません 笑
ふつうのツメ人形です
琴は「ふきぐみ」の替え歌だそうです
何度も拝見している演目ですが、
なかなか歌詞まで聴きとれないのですよね…
阿古屋
遊君阿古屋:坂東玉三郎
岩永左衛門:片岡千次郎
榛沢六郎:坂東功一
秩父庄司重忠:中村吉之丞
今回も、とても良い舞台でした
吉之丞さん×千次郎さん
ちょっとめずらしい組み合わせ
千次郎さんが岩永を演じるようになったのか!!!
感慨深い
人形遣いに祐次郎さん、愛三郎さん
愛三郎さん、しっかり吸収してほしいです
わたしの耳は凡です
舞台上で琴と太棹をサクッと音合わせ
細棹と太棹もサクッと音合わせ
いつもいつも思うのですが、すごいです
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