★正倉院展★ 20221029  | AnJyu-NIKKI

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今年も正倉院展へ

 

一番の目的は「全浅香(ぜんせんこう)」!!

香木です

150センチの丸太が、ドンっ

思っていたより大きかった!

 

「浅」

という名の通り、香りは浅めなんだそうです

表面は樹脂で黒々、中は白い

樹脂を含む部分は、かなり薄い

表面だけが削り取られているのは、中の部分は、香りが無いのだろうな

 

これは、北倉です!

黄熟香は、中倉なんですよねー

 

 

「沈香木画双六局(じんこうもくがのすごろくのきょく)」

沈香で作られた「すごろく盤」がありました!!

なんて贅沢!!!

 

「臈蜜(ろうみつ=蜜蝋)」や、「防虫香」もありました

蜜蝋がデカい!!

融かして固めた物なのでしょう

10センチの円形、厚さ5センチ

古すぎて、白い塊は蜜蝋にはみえませんが

削ったら、黄色が残ってるのかな?

 

防虫香は、「香木」としか、書かれていませんでした

なんの木かは、不明

見た目は、わたしが使っている防虫香と変わらないです

茶色が濃いのは、木の種類なのか、年月のせいか?

 

今年のポスターにもなっている

「漆背金銀平脱八角鏡(しっぱいきんぎんへいだつのはっかくきょう)」

とっても素敵でした☆

「漆を塗って、上から金、銀の細工を貼り付ける」を想像するのですが、

「金、銀の薄い板状の細工を配置して、漆を塗り重ねた後、金銀の細工部分の漆を削り取る」

という、製法だそうです!!!

 

 

東大寺盧舎那仏像開眼の式典にまつわる物が多かった

衣装は、着用した人の名前まで書かれているそうです

1200年前の国の一大イベント

華やかな式典へ参加できる栄誉、ドキドキ、日ごろの鍛錬

「東大寺盧舎那仏像開眼」という年表の一単語が、

一個人の日常まで膨らんでみえた展示でした

 

 

 

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