今年も正倉院展へ
一番の目的は「全浅香(ぜんせんこう)」!!
香木です
150センチの丸太が、ドンっ
思っていたより大きかった!
「浅」
という名の通り、香りは浅めなんだそうです
表面は樹脂で黒々、中は白い
樹脂を含む部分は、かなり薄い
表面だけが削り取られているのは、中の部分は、香りが無いのだろうな
これは、北倉です!
黄熟香は、中倉なんですよねー
「沈香木画双六局(じんこうもくがのすごろくのきょく)」
沈香で作られた「すごろく盤」がありました!!
なんて贅沢!!!
「臈蜜(ろうみつ=蜜蝋)」や、「防虫香」もありました
蜜蝋がデカい!!
融かして固めた物なのでしょう
10センチの円形、厚さ5センチ
古すぎて、白い塊は蜜蝋にはみえませんが
削ったら、黄色が残ってるのかな?
防虫香は、「香木」としか、書かれていませんでした
なんの木かは、不明
見た目は、わたしが使っている防虫香と変わらないです
茶色が濃いのは、木の種類なのか、年月のせいか?
今年のポスターにもなっている
「漆背金銀平脱八角鏡(しっぱいきんぎんへいだつのはっかくきょう)」
とっても素敵でした☆
「漆を塗って、上から金、銀の細工を貼り付ける」を想像するのですが、
「金、銀の薄い板状の細工を配置して、漆を塗り重ねた後、金銀の細工部分の漆を削り取る」
という、製法だそうです!!!
東大寺盧舎那仏像開眼の式典にまつわる物が多かった
衣装は、着用した人の名前まで書かれているそうです
1200年前の国の一大イベント
華やかな式典へ参加できる栄誉、ドキドキ、日ごろの鍛錬
「東大寺盧舎那仏像開眼」という年表の一単語が、
一個人の日常まで膨らんでみえた展示でした
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