★京の冬の旅 大黒寺、宝鏡寺、妙覺寺★ 20180202 | AnJyu-NIKKI

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今年も「京の冬の旅」で特別公開の寺院へ拝観してきました。
今年は、明治維新150年と大河ドラマ「西郷どん」が大きなテーマ。
 
たくさんある中で、大黒寺、宝鏡寺、妙覺寺へ行ってきました。
 
■大黒寺

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大黒寺は、初公開!
名前の通り、大黒さまがいっぱい!
ご本尊も、もちろん大黒さま。
ですが、60年に一度しか拝めないそうです。
 
大黒寺は薩摩藩邸の近くだったことと
島津家の守り本尊が大黒天だったこともあって
薩摩藩の祈祷所だったそうです。
幕末、西郷隆盛や大久保利通なども
よく宿泊していたそうです。
 
瓦も○十です。
 
伏見は、名水どころ。
大黒寺の名水は「金運清水」
ひと口、いただいてきました☆
外気が冷たすぎたので、湧水の温かさにびっくり。
一瞬お湯かと思ったくらい。
まろやかなお水でした。
 
 
■宝鏡寺

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伏見から北上して、宝鏡寺へ。
人形寺として有名で
ずっと気になっていたのですが、ようやくお参りできました。
 
こちらは、天皇家の皇女さまたちが住職をされた尼門跡寺院。
こちらの瓦は、菊の御紋。
幕末徳川家茂に嫁がれた和宮さまが12歳ころ
お過ごしになられたそうです。
 
和宮さまのお兄さんである孝明天皇のゆかりのお人形(こうめいさん)も
展示されていました。
 
狩野探幽の「秋草図」も間近で!
 
円山派の勉強の場でもあったようで
応挙の杉戸絵も拝見してきました。
 
 
妙覺寺

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日蓮宗のお寺。
う~~~ん。
これまで、日蓮宗さんのお寺は、あまりご縁がなかったかも。
あまり記憶がなくて…。
曼荼羅のように配置された仏様たちは、圧巻。
こいう世界。好きです。
 
今回の個人的な見どころは狩野元信の「大涅槃図」。
初公開!
他の涅槃図と違う点は、「猫がいて、ねずみがいない」こと。
だそうです。
 
お釈迦様の死の間際。
すでに天上の人となっていたお釈迦様のお母さんが
天上から薬を投げましたが、木に引っかかってしまいました。
お釈迦様に忠誠心の熱いねずみが
その薬を取りに行こうとしたところ猫が邪魔をして
結局お釈迦様を救うことができなかった。
という逸話。
 
そのため、通常は涅槃図に猫が描かれることはないそうです。
が、元信は猫を描いてねずみを描かなかった。
なぜでしょうね?
 
描かれた猫も、悲しんでいるようには見えなかったのだけど…
どうなのかな?
 
 
いつもは一日で、12か所にとどめているのですが
この日は、3か所。
やっぱり、ちょっと疲れました。