普段お茶飲まないのに買った急須、茶筒。

割れた皿。

使わない皿。

食パンのスライサー。

キッチンの小物入れ。

古いトイレの便座。

カラーボックス一つ。

スノーダンプ。

壊れたハンディ掃除機。

料理の本。

自分で作った小さな棚。

使わない辞書。

汚れたすだれ。

説明書の類い。

素焼きの植木鉢。


いくつかは粗大ごみの日に捨てる。


まだ捨てるものはたくさんある。

写真や思いでの品は捨てられない。


ゆくゆくは居間にあるチェストも捨てたい。

使ってないゲームソフトもたくさんあって

売っても大した金額にはならないので

捨てようか。


何か「しなくてはならないこと」が

あることは良いことだと思う。


壊れたホットプレートも捨てたい。

物が少ないほど暮らしは楽になる。


今まで無駄遣いをしてきたもんだ。

お金が無いと言いつつ、

物を集めてきた。

ここで執着を断ち切るんだ。


いつ死んでも良いように生きてきたつもりでも

本当はちっともそうではなかった。


生きるのを楽しむために

色々買ってきたじゃないか、今まで。

人生を豊かにしたくて。


でももう捨てることにする。

次男と猫とスマホがあれば生きていける。


今まで余計な物を買いすぎた。

欲張りだったね。