「分け御霊」(わけみたま)という言葉をご存知ですか?
はじめて聞くという人も、神道のあれでしょ?って知っている人もいるかもしれません。
神の魂を分けるという意味の分け御霊。
元々は神の魂を別の神社に分霊するという意味で神道で使われている用語です。
神さまの魂はどれだけ分けたとしても目減りすることはありません。3次元の物理とは違う原理に基づいています。
だってエネルギーはもともと一つの大きな光ですから、今の人間の世界のように力や富を独占するとか区別するとか、そんな低次元の意識ではないのです。
なので、同じ神さまが神社のあちこちで祀られているけれど、すべて同じ作用を持っています。神さま達は天や地にそれぞれの役割を持っており、役割を遂行するために使う必要なエネルギーを保持できる器を持っているだけで、実は私達人間と魂の構造は同じなのです。
ちなみに、今、私が書いている神はgodではない日本人にはおなじみの八百(やおろず)の神さまの事を指しています。宗教の話ではありませんのでよろしくお願いします。
それと似た原理ですが、人間もそれぞれの神さまのコピーで出来ています。同じ神さまのコピーでできた人同士はどこか雰囲気が似ているかもしれません。ツインソウルズという言葉の定義はよくわかりませんが、同じ原理ではないかなぁと思います。
「私たちには元々神の魂が宿っている」
つまり分け御霊をいただいて生まれてきている。
それさえわかっていれば、あとはその性質(パワー)に気づくだけでいいのです。
よく「内なる神に目覚めよ」とか言いますよね〜。
決して、奇跡を起こすとか選ばれた人間とかそういうものでもありません。
無意識に、神々の役割に沿って生きていらっしゃる方は沢山いらっしゃいます。例えば、土と火の神を起源に持つご夫婦が一緒に陶芸をしていらっしゃるとか。
そうやって役割に沿って生きているときは、本当に生き生きとしているし、人々に貢献しています。
役割は物質的なものに限らず、抽象的なものを意味することもあります。
例えば、暴風から守る神さまを内に持つ方が身近にいますが、全ての現象は当たり前でなく「有難い」という感謝の意識を皆にわかりやすく伝えています。
これも、世の中に必要な立派な役割なのです。
目に見えないものをなかなか信じられない人にとっては、理解が難しいことかもしれませんが、この世に生まれてきている人になら、誰にでも宿っているものですから、あとはその存在を感じるだけです。
パワーは役割に応じて宇宙のエネルギーと共有できますので、力を望む必要はありません。
自分の魂が喜びを感じるのは何か?
自分が人々にどんな影響を与えているか?
自分の神さまに想いを馳せてみるのも楽しいかもしれませんね