昨日、手帳を整理していたら、2008年8月の写真が出てきた。

懐かしい。

Aさんと私と旦那が写っている。首には「父」「母」「娘」という看板がかけられている。


ちょうど、南北朝時代のソウルファミリーパーティーの写真だ。


このタイミングで、写真が出てくるなんて…

写真はもう一枚あった。


Aさんと私と、Aさんの姉、女性があと2人。それぞれの首には「父」「先妻」「息子1」「息子2」「息子3」とある。この写真に関してはすっかり記憶の外にあった。


Aさんは、北朝側の武将で20代半ばで戦死している。

昔の武家社会で妻や息子がたくさんいてもおかしくはない。


後妻の息子達がいることに対しては何も感情はわかなかったが、Aさんの死に対しては、「恨み」を持つ自分があった。

息子達とは、多分だけど、一緒には暮らしてはいないだろう?それとも…?

跡継ぎを産めなかった先妻の立場はいかなるものか?

たった一人の娘に毒を盛った心境は?

謎解きは、始まったばかりである…