記憶の断片 シーン1

過去の女性だった私が、悲しみを通り越して怒っている…

「なぜ、私を置いて死んでしまったの?」

時代背景はわからないけれど、私はちょっと勝ち気な女性。


あることをきっかけに3年前に夢で感じた光景。

死者の正体は、すぐにAさんの事をさしているのだとすぐにわかったが、暫らくはどんな意味をさしているのかもわからないまま放置された。



Aさんと出会ったのは3年ちょっと前。2回目か3回目のソウルファミリーパーティーに行くときに、名古屋の主催者Iさんから紹介を受けた。

彼女は隣の市に住んでいたし、そのソウルファミリーパーティーは三重県であったので、車で拾って、一緒にちょっとした小旅行気分で出かけた。


一回り以上も年下のAさんだったが、すぐに打ち解けて色々な事を話してくれた。
Aさんが慕ってくれているのを感じて嬉しかった。


そのうち話がトントン拍子に進み、当時私が頑張っていたネットワークビジネスを一緒に頑張ることになった。

しかし、彼女は親族の反対にあい、すべてが白紙に戻った時、脱力感と失意に見舞われた。


その中で見た夢…


「ああ、私は前世で彼女は近しい存在だったけれど、長い間、魂の奥底で憎んできたのだ。」


妙に、今世のAさんとのトラブルが納得出来た。


その後、彼女と何回もソウルファミリーパーティーなどで出会ったがお互いに気まずさを感じて、ほとんど話さなくなった…。

そして、数年後にさらなる展開が待ち受けていたのである。