「重陽(ちょうよう)の節句」  | 横浜 茶道教室 初心者から本格茶道指導まで 高折

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まずはお抹茶とお菓子の頂き方を学び、基本所作を身に付ましょう。
茶室とテーブルでの茶道(立礼)両方習得できます。


野路の菊
九月九日は「重陽の節句」です。
重陽は五節句の一つ。
平安朝時代から続く宮中行事です。


九は陽の数(奇数)の極み、九月九日は陽が重なることからこの名があります。
また、九が重なるので「重九」といい、武運長久など「長久」に通じるめでたい極みということで、武士や町人達にも大切な儀式や行事として受け継がれてきました。


旧暦の九月九日「重陽の節句」(新暦では 今年は10月21日)は菊の盛りであることから、「菊の節句」ともいわれ、菊花の宴が催されたり、栗の収穫時期でもあるので「栗の節句」ともいわれて、栗飯を食べるなど 民間行事としてもひろまりました。


さて、
今月初のお稽古は だいぶ先取り感はありますが重陽の節句にちなんでお菓子とお道具に重陽の節句を祝う心を忍ばせて、愉しみます。



写真のお菓子は 鶴屋八幡さんの 「野路の菊」です。
栗を使ったお菓子もいいですね。


今月はお菓子で、来月は本物の菊で 重陽の節句を楽しんでみましょう。



庵主