彼女との付合いが長くなれば長くなるほど、いろいろな彼女の情報が蓄積されてしまう。
好きな人のことは何でも知りたいけど、知ってしまったらしまったで、不幸になる場合だってある。彼女は2ヶ月に一度くらい私と距離をおく時がある。最初の頃は、彼とのデートだと言っていて、生臭い話までペラペラしゃべっていた彼女。最近はあまりそのことには触れず、どちらかって言うと隠してる風にも感じる。でも、ずっと一緒にいるんだから、わからないはずがない。私が気づいている・・ってことは、きっと彼女も十分わかっているはずだ。
”浮気したかどうかって、Hの仕方で何となくわかるんだよねぇ”
”あまり好きじゃないから、1時間以上やられてると飽きちゃって・・”
”頭きてたから、キスする気にもなれなかった”
何気なく話して、聞き流していた以前の会話が生々しく思い出される。
何してるんだろぉ、私・・・と思いながら、彼女のホテルでのデジカメ写真の日付と、彼女は私と離れてる日時をパソコンで照合してみた。こんなことやって何になるんだろぉ・・そうとう女々しいことやっているなぁ~と思いながら、やめることは出来なかった。そして、彼女の会話からの場所情報と写真に写っている部屋の装飾品から、インターネットでホテル名まで調べることができた。間違いない・・このホテルだ。ロビーの椅子、ダイニングの景色、部屋のソファー、スタンドの形、カーテン、ベッド、枕に壁の装飾品。見せてはくれなかったけど、若い頃の記念・・と説得されて、ヌード写真もとってもらったことがあると言っていた。
”彼”とは・・そうゆう関係なんだ。
料金プランをクリックすると、とても普通じゃ泊まれないような高価格。
”彼”のプロファイルは既婚で某一部上場企業の管理職。
それくらいしか知らない・・。
以前、”いいんだぁ~タクシー券さえ何枚か貰えればぁ”と彼女が言っていたのを思い出した。彼、彼・・と言うけれど、他人から見たら、要するに愛人じゃん!と誰でも思う。
部屋の写真を見て、この部屋で彼女が他の男に抱かれているのかと想像すると、胸がしめつけられて・・死ぬほど苦しい。