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人の成功は、そのほとんどが『運』ですよと、お伝えしたことがあります。
愛する人と出会うこと。
相性のよい仕事のパートナーと出会うこと。
思った以上にスムーズに計画が進むこと。
その偶然もありがたい運だといえます。
もちろん運をつかんだ後の努力が必要なのは言わずもがなです。
けれどそもそも、その『運』はどこから来るのかというお話ですが、
運を人に振舞う、神と呼ばれる方々がいらっしゃいます。
福の神と呼ばれたり、チャンスの女神と呼ばれたり、高位な霊達であったりします。
なかでも福の神様は本当に柔らかい優しいお顔をしてらっしゃいます。
ではその方たちは、どうやって『運を渡す人』を決めているのかと言うと、
それは『恩おくり』のできる人かどうかを見ているのだよと守護霊に教えてもらいました。
恥ずかしながらその言葉を知らなかったので、
早速恩おくりとはなんなのか調べてみました。
恩返しはよくご存知だと思います。
人に助けて頂いたら、その人にお返しをすることです。
恩おくりは、人に助けて頂いたりありがたいことがあった時に、他の人々にその恩を返します。
助けた人と助けられた人、二人だけの満足ではなく、多くの人々に広がってゆく幸福感となるのです。
確かに神と呼ばれる方々は、その人ひとりを幸せにすることで、多くの人が幸せになることを望んでいますし、そういう人をサポートします。
ただし見せかけではいけません。
運の神様はその恩送りを、自然にしているかどうかを見ます。
運を呼ぼうという意識で恩送りしているのであれば本末転倒ですから、そのような人に運を渡したりはしません。
心根の奥から打算なく、恩送りの心が染みついている人を選びます。
けれど実際には、計算高く太っ腹に大判振る舞いをすることで、一見運を味方につけたように見える場合もありますが、
その繁栄はまやかしであることがほとんどで、実際にその太っ腹さんが幸福を感じているかと言うと、疑わしいところがあります。
繁栄すればするほど、枯渇してゆく心もあるということを、よく視てきました。
人の幸福感は様々です。
ですから欲しい運も様々でしょう。
けれどどの運も、
小さなことにもありがたいと思える気持ちと、
その幸福を他の人にもお裾分けしたいと思う気持ちと、
自分の役目をわきまえて懸命にその役をこなす気持ちがあれば、
必ず運の神と呼ばれる方々の目に留まることと思います。
恩おくり。
大袈裟なことを送るのでなくてもいいのです。
小さなことで充分です。
そのような振る舞いがあることを、
心の隅に置いておいくと良いですね。
帯広に向かう車窓からみた、雪のなか凛とした木々たち。
美しい景色でした。
明日からも少しずつ、車窓から見た北海道の冬の景色をお届けします。
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