近ごろの日常~梅雨編② | つぶやいて 一夜一会

つぶやいて 一夜一会

ぼやいて、ひと言。ひとりごちては、ふた言。今日を無事に終える感謝を想いつも、溜めてはおけないアレやコレ。この夜は、この世。ご縁あっての一期一会。一夜かぎりと読み捨てくだされ。人よ・人へ。

(えーと、睡眠不足をおして・・・続きです~)


さて、当日の宵。名駅にて。

おいらが待合わせ場所に着いたのがジャスト定刻。
対して、珍しくご夫妻揃って先にお待ちでした。
(いつもご主人は遵守しても、たいてい奥方がね~)

当日の予報では、朝から曇りが続き
21時台に初めて傘マークが付いていまして。
何とか行きがけだけでも持ってくれれば、
折り畳み傘をバッグに忍ばせて済ませるんだけど・・・


と思っていたのですが、あいにく
午後の早い時間から降り始めてしまいました。

梅雨の頃4

さて、参りますか。

と、お二方に声をかけて歩き始めると・・・
これはやはり、傘が要るよな~と開きつつ
手ぶらのままの奥方を見て、傘はお持ちでない?と
お尋ねするに、持ってるけど折り畳みだから。

と一向取り出すそぶりもなし。

(濡らすのがヤなんでしょうが)
何のための備えですか?と苦笑すると、
だから入れて、相合傘で!と身体を寄せて来る。

ご主人が慌ててバッグから、これまた
折り畳みを取り出して開き、こちらの傘の下に
もぐりこませて奥方の頭上にかざそうとするも・・・
キュークツなのよ!せっかくの機会なんだから~
と、いつも通り眉間にしわを寄せて、にべもなく。

でもねぇ~二人だけならともかく、
すぐ横にご主人がいらしゃるんだからね~
なるべく肩などふれないよう注意して歩いていたら
どーしてそんなに傘を高く上げるの!とご指摘あり、
気づけば確かにこれでは意味がない。


だって、ねぇ~(;´▽`A``


梅雨の頃7

            **


さて、入店してビールで乾杯した後は、
いよいよ八海山祭りの開幕です。

まずは燗酒好きのO夫人にお付き合いして、
(清酒はとばして)燗に向く
本醸造2合のとっくりからスタート。

以降は冷で、順に吟醸2合、純米吟醸2合・・・
そして、お目当て大吟醸は自粛してグラスで。
(お高いから~)


再会6

ホントは発泡にごり酒も試したかったのですが、
これはボトル単位になるので泣く泣くパス。


「貴醸酒」という聞き慣れないのは
貴腐ワインのように甘くフルーティというので、
甘口NGの夫人の好むところではないためこれもパス。
(難しいのぉ~)

料理の方も思った以上に個性的でした。
まずは、おばんざいのお通しが
英国式ティータイムのごとくタワーで登場!

再会1

おすすめは八海山の郷里・

新潟の素材にこだわった料理と、
八海山のお酒を用いた献立が売りのようです。

若鶏の麹漬け唐揚げ、

酒粕のクリームチーズパテ・・・etc
ふだんは敬遠するスモークサーモンも
八海山漬けとなれば話は別どす。

奥方が演出で、猪口にて小道具出演しかけた
そこに、ご主人が横からとっくりを持つ手を出すと・・・
これまた「ジャマじゃない!」と一喝、退散。


再会5

で、そんな下戸のご主人には、
魚沼産コシヒカリの土鍋炊き立てご飯に
ちりめんや塩昆布ほか飯の友各種。

そして、やはり魚沼の提携農家産直送の
「ひかり卵」の色白(!)出汁巻きをおすすめしました。

ネットで評判の「釜揚げしらすグツグツオイル煮」は
これまた複数の投稿にて書かれていた
美形おねーさんに尋ねてみると、やっぱりお勧めで。

再会3

文字通り、ぐつぐつ煮立った状態で出されて

間違いなく、演出効果も抜群で。

言葉で書くと、スペインのアヒージョか?
と思われそうですが、ちょいと違って・・・

     あちーじょ?   (失礼!)


再会4

添えられた自家製米粉パン(原料の米は魚沼産)に
載せて食べると、にんにくと唐辛子の風味が
これまた食欲をそそってグッド!

かくして、お勘定をお願いするとビックリ。
驚くほどリーズナブルに愉しめた嵐の前の夜でした。

            **

さて、この食事会にて、O夫人から
2ヶ月ぶりでようやく南アおみやを受け取りました。

帰国後、会う予定が立たなければ
宅急便で送ると連絡を受けていましたが、
送料がもったいないから、そのまま
手もとに取り置いてとお願いしておきました。


再会8

飲食物と言えば、ワインのほかは

チョコレートだけのようで、傷むモノもないし。

(チョコレートはゴディバのハンディサイズ缶入り;
 当時はまだ国内にない新作で、コーティングされた
 チョコボール状で、季節を考えたさすがの配慮かと)

そうそう、結果ドタキャンすることになった
2ndチャンスの際のやり取りでは・・・
ワインはずいぶん重いけれど、大丈夫?と
ご丁寧にも、あらかじめお尋ね&お断りアリで。


再会11

何でも当日は名駅発のバスで移動し、
某アパレルのセールに行かれる予定もおありとか。


そんな!セールに出かけて獲物を大量ゲットしたら
どーされるんですか!?と問うたら、
その場合は宅急便で送るからとのお答え。

なら、ワインなんて、なおさらお邪魔では?と
お尋ねすると・・・それは大丈夫。
○○さん(ご主人の名)に持たせるからー
・・・ですって!相変わらずですなぁ~


(○○さん、青い鳥じゃないけれど、実はすぐ近くに

 貴女にとってイチバンの異性がいらっしゃるのに~)

再会7

帰国後メールのやり取りの後、しばらくして

「アフリカって、気の利いたモノがなくって・・・」と
おみやの民芸品のチョイスについて、

いつになく(珍しく)気弱なお尋ねをもらいました。

その時の添付画像を見れば、
キリンの柄の木製スプーン&フォーク
or 細長い楕円の木皿・・・どちらがイイ?と。

いつもなら確たる主義主張やウンチクと共に
じかに手渡しされることを思えば、
よほど自信がなかったのかなと拝察。

(ワインは、贔屓の有名ワイナリーで選んだから

 自信あり!なーんて書いてあったのですがね~)


再会12

そこで、もとよりワインはからきしですし・・・

「金の斧?それとも銀の斧?に匹敵する難問ですねw」
と冗談めかして返し、スプーンとフォークを選択。

でも・・・結局いただいたのは両方でした。

スプーンとフォークは意外に大きく
飾る場所に迷った挙句、レコード棚の
扉の取っ手にぶら下げておくことに。

再会15


お皿の方は玄関で張り番を務める3匹に貸し与えて。

そもそも、こやつらを買い求めた先は、
夫人と出会ったベルギー旅行の観光地のひとつ
アンヌボアの城でしたから・・・

まぁ、謂れからしても妥当だろうと。


再会16

かくして、忙昼閑アリ。

介護と激務と荒天のあいまに、
ヨソサマのご夫婦のサマを拝見しては
ささやかながら息を抜くヒトトキもありました、とさ。


再会2