前回の続きになりますが、
6月末の転倒事故から、昨日で
ちょうど1ヶ月を数えたことになります。
感覚的には90%くらいの回復状態という自覚。
それで今日は、久々にチャリ通勤にトライ。
乗る時に地面を蹴り上げる。
停止して路上に足を着く。
いずれも慎重に、恐る恐る・・・ダイジョーブだ!
サイクリングロード上では、相変わらず
エイリアン風メットでかっ飛ばす
スポーツサイクルに加えて、夏休みで
無軌道な小中学生がでたらめに走ったりしてたり。
とっさの時の反応に不安があるから、
万事気をつけませんとね。
明日の金曜から日曜までの3日間、
市街地は市を挙げての祭りの交通規制で、
一定の時間帯は車両の乗り入れが禁止になります。
迂回するにも渋滞が予想されるので、
例年出勤はチャリと決めています。
とりわけ今年は土・日とも仕事のため
時間のロスは惜しいので、
チャリで最短距離の移動としたいところ。
まぁ、土・日のイベント仕事の設営や立会いも含めて、
万事リハビリ・トレーニングの一環と思えば
休日や深夜の勤務も割り切れます・・・かな?
以前から少し思うところがあります。
先の日曜にクルマで出かけた時も、
折々にMr.エイリアン達が車道の脇を
しゃーっと不気味に疾走して来る。
例えば交差点で停止している時、
前の渋滞の様子を見ようと
ちょっとだけハンドルを切ろうとすると、
脇からしゃーっと現われてビクリっ!
クルマと違って音や気配を察知しにくい相手なので、
サイドやルームミラーだけじゃ
死角は、まぁ、間違いなく生じます。
そもそも自転車だけでなくバイクにしても、
クルマが延々並んでるところを
すいすい~と、間を縫うようにして抜いて行く、
アレってどうよ?・・・と言いたい。
車両だから、一般の車と同じように
1台分のスペースを取るってぇのならコトは明快。
クルマは抜かない。でも、クルマの方も抜かない。
これなら話は分かる、納得できますよね?
なのに、車両だよー、
でも路上は自由自在に走れるよー、
・・・って、ホント、納得できないんだよなー(怒)
ぢゃ、そもそも自転車同士、
車道で抜いたり抜かれたりって・・・どうなん!?
**
話は変わりますが、勤務先の前面道路は
よくサイレンを鳴らしたパトカーが駆け抜けます。
いわゆる「狩り場」だからでしょう。
そして、たまには救急車も走ります。
先日もサイレンと併せて
「左折します~」のアナウンスと共に、
オフィスの裏手あたりで音声が途絶えました。
こりゃ、もしかして・・・と、
給湯室側の勝手口からのぞくと、
案の定ランプだけ点滅(回転?)させた
救急車が停車していました。
(おなじく、いち早く駆けつけた小お局と
顔を見合わせては互いに、にんまり~)
もともと勤務先のある建物の1階は
大家さん企業の一部門がオフィスとして使用し、
2階以上は社員寮だったそうです。
1階と2階以上のフロアとは、
背中合わせのような構造で
それぞれ反対側にエントランスがあり、
付随して専用駐車場も別々に設けてあります。
今は1階すべてをわが勤務先が、
そして2階以上は人材派遣会社が
やはり寮として一括で借りています。
で、話は戻りまして・・・
救急車の到着から数分遅れ、
今度は消防車が走って来て
やはり裏の寮側の駐車場に停まりました。
なぜか救急車を呼ぶと、
多くは消防車までついて来る。Why?
この事実に気づいたのは、
亡き父が実家で自宅療養していた頃、
何度か救急搬送されたことを通して
経験したからです。
当時、嫁にどうしてだろね?と尋ねると、
彼女は理由を知っていまして。
すなわち、患者の状況によっては
(重篤そうだったり緊急度が高い場合など)
使用する機材等も多くなり、そこで
人手が多く必要とされるからだと。
確かに、救急車って
そんなに座席を多くは備えてません。
搬送患者にも付き添わないといけないし。
でも・・・てぇことぁ、何かい?
ただ助っ人をよこすためだけに、
あんなに大仰な車両を出動させるわけ!?
だったら、セダンとか軽で十分じゃないの。
その間に、他所で火事が起きないとも限らないし。
第一、燃費だって悪かろぉ?
・・・などと過去に抱いた疑問を
プレイバックしつつ、救急車に随走する
消防車のことに想いを馳せました。
ついでながら、仕事の合間に
この件についてぐぐってみました。
そもそもアレは、「救急支援出場」と
呼ばれるものだそうで、救急隊のバックアップと
傷病者を安全迅速に搬送するため
多くの消防署で実施してることだそうです。
目的も、嫁から教えられた助っ人のためだけでなく。
車の往来が激しい道路で救急活動中に二次災害
(事故現場に車が突っ込んでくるなど) の防止や
傷病者が歩けないような場合、
場所がエレベーターがない高層階のような場合、
また公衆の場で救急事故が発生した時に
傷病者のプライバシー保護のため
シートを使って目隠しする場合など・・・
それに、私の主張したセダンや軽が
たとえ人員の搬送効率や燃費で勝るとは言え、
決して消防車本来の機能は果たせはしないわけで。
てぇことは、仮に導入した場合は、
購入費も駐車スペースも
それだけ余分に掛かることになります。
今あるモノ・ヒトで、あれこれ
多能工的にまかなうというのは、何も
苦しいわが勤務先だけの事情ではないってことです。
**
ところで、消防車出動で思い出すのは、
小学校以来の幼なじみのこと。
少し前まで、このブログでもふれていた
通称「プログレデザイナー」と勝手に命名した
グラフィックデザイナーの友人です。
かつて、中学校では、おなじ陸上部で
800mリレーのメンバーだったヤツです。
市内はもちろん、エリアでは常勝。
県大会では2位だったものの、
その時の優勝校=たまたま全国1位でして・・・
そうでなけりゃ、前年の記録と比べれば
県トップのタイムだったんですがねぇ~
(閑話休題)
大学入学以降そのまま東京で暮らす友人で、
まだ独立する前、企業内デザイナーだった頃に
笑い話として聞かされたエピソード。
ある日、スタジオエビスで
撮影ディレクションをしていた時のこと。
折りたたみのアルミ椅子(当時)の背に
規則的に空いた丸い穴に、何となく
指を出し入れしてる内に・・・
抜けなくなってしまったそうで。
撮影中は椅子ごと持って歩いては
指示を出していたらしいのですが、
やがて撮影終了となっても抜けてない。
石鹸を使っても、油でもダメ。
ぐりぐりし過ぎて、その内に
指が麻痺して来たと言います。
そこで、彼の私設マネージャー氏がひと声、
「レスキューを呼びましょう」・・・と。
で、恵比寿の街に、
じゃんじゃかじゃか~と一連隊が到着。
判断としては、専用の器具で
その箇所を切断というモノだそうで。
それを聞いてビビった友人が
「一応、指先がイノチの仕事でして・・・」
と不安を漏らすも、隊員は「大丈夫です」の一語。
で、まぁ、みごと人差し指は救出された次第。
通りへ出ると消防車や各種車両がずらりと並んで、
街を歩く人々が何だなんだと騒然としていたそうな。
緊急の車両やスタッフ、施設は、
甲斐のない用件で塞がないようにしなくちゃね。