さて、私の事を長く書きすぎてしまったけれど、今回は、一緒にチャレンジした彼編を
お見せできないのが残念ですが、もう、着いた早々、青ざめた顔して、死んどりました(笑)
赤色が大好きで、自分のラッキーカラーを赤と思い込んでる彼なのに、今回、なぜに地味な全身真っ黒
聞いてみたら、今回は、絶対に目立ちたくないそうな
なんなら、風景と一体化して溶け込み、誰にも気づかれないで、走りたいそうな(笑) なので、全身黒だそうです
そんな彼の練習エピソードを。。。
エントリーした6月に、私が若かりし頃、大学の図書館で働いていた時の同僚、そして大先輩と3人で、約20年越しの再会ランチをしました
その時のお話の流れで、同僚は大学時代に、ホノルルマラソンを走ったけれど、ホノルルは制限時間がないから、5キロ走って5キロ歩く、また5キロ走って5キロ歩く戦法で、6時間半ちょっとで、無事に完走したと言っていました。
それを、お家に帰って彼に話すと 「いい事聞いた 俺も、その戦法で行くわ でも、俺は1キロ走ったら1キロ歩く」 と (短か)でも、少し光が見えたようでした
短距離は早い彼ですが、長距離は、昔から大の苦手だったそうで、最初は、全く走れていませんでした
でも、すぐに練習をサボる私とは違い、彼は、週末必ず早起きをして、毎週欠かさず練習をしていました
そのうち、少しずつ走れるようになり、距離を伸ばし始め、自宅の廻り約6キロを走れるようになった頃、制限時間が7時間20分だから、6キロを1時間弱で走れば、ギリギリでも完走できると読んだようで、毎回、アップルウオッチとにらめっこしながら、そして計算しながら走っていました
でも、そんなある日こやつ、突然、ビックリするような事を言い出したのです。 「俺、息の仕方が分からんねん、いつも海に溺れそうになって、もがき苦しんでる感じやねん。だから走ってて、めっちゃしんどいねん、ゆう、どうやって息してるん?」 て、真顔で聞かれ…
私、そんな呼吸をあらためて意識したこともなかったけれど、私は、足と呼吸が同じで、フッフと2回吸ったら、ハッハと2回吐いてるよ。そして、ちょっと呼吸が乱れたり、足と呼吸が合わなくなったら、吐くのを長くしたりして、調整してる。吸うのは無意識でもみんなできるから、吐くことを意識したら?と、言ってみるも、全然、呼吸法を見いだせないままだったようで。。。
(彼なりに、ネットで検索したり、人に聞いたり、調べたようですが)
そんな彼、フルマラソン本番1週間前の週末に、足のステップと合わせようとするからしんどかったんや・・・ 普通に息したら、できたって(笑) 私にはなんのこっちゃさっぱり分かりませんでしたが、まっ、溺れないで走れるようになったなら良かった良かった
でもね、彼、毎週末、ゴムチップのランニングコースで練習する際は、200mごとに、ラインが引いてあるのですが、200mごとに走って、歩いて、また走ってってしてるのですよ… ずっと下のラインしか見てないようで、 何度か 「ゆっくりでも、ずっと走り続けてる方が楽だよ?」 と、教えてみるものの、そこは、譲らず…(笑)
そして本番は、スタートこそ一緒でしたが、私、さっさと彼を置いて、走りましたから
最初の折り返しで彼とすれ違った時、私が他の方に声をかけて頂いて嬉しかったように 「あと少しで、折り返しだから、頑張れ~」 って、声をかけ、手を振り合いました
で、最後の折り返しですれ違った時は、彼は、折り返しまで、まだまだ距離があったので、ぬか喜びをさせてはいけないと思い 「次、給水所にバナナあるから、必ず食べて、エネルギーチャージして、頑張れ~」 と、声をかけ、ハイタッチしあいました
後から彼に聞いたら 「最初の折り返し、あとちょっとって言ったくせに、あれから結構な距離あったと そして、最後の折り返しの時は、あと少しとか、ゆうが言わないから、あとどんだけあんねん・・・と、心が折れそうになったと(笑)」
そして、「1kmずつ走ったり歩いたりする戦法だったのに、スタート直後は、凄い人数がお団子になって、もみくちゃの中走るので、1キロ後、歩いてる人なんて誰もおらず、仕方なく最初は、2キロ連続で走ってしまったから、俺、もうこの時点で、完走無理だと思った」 って
「でも、最初は5キロ刻みしか案内がなかったけど、どうやって1キロって刻んでたの?」 と、私が聞くと 「歩数を数えながら走ってたと」
「ハ?そんなん分からんならん?」 って聞くと、 「分からんなったら、歩くのを1から数えるねん、だから歩く方が、絶対的に多かったと思うって」 絶対こんな走り方してる人、誰もおらんわ~~~(笑)
歩数数える暇があったら、無心で走る方が早くないか? と、思いましたが、彼も、無事制限時間に余裕をもって、完走してきたのでした
ゴール地点で彼を待っていた私は、彼の姿を見つけるなり、本当に嬉しく、2人で、完走を喜び称え合ったのでした
私の、思い付きに付き合ってくれた彼
私1人では、絶対に練習も続かず、完走もなしえなかったと思うし、今までに味わったことのないくらいのこの達成感を、共感できた事がとても嬉しいです
一緒に、チャレンジしてくれてありがとう