気ままに:水たまりに想うこと | 『Journal of Wind Rider あんじ』

気ままに:水たまりに想うこと

こんばんは、あんじです。

すっかりご無沙汰です。

「メリークリスマス」も
「よいお年を」も
「あけましておめでとう」も、時は過去。

すっごくあせってるんだなぁ、ワタシ。

今日は寒くて雨もぱらつくけれど、
それがかえっていいじゃないかと、
お気に入りの場所へ散歩。

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銀杏の葉はすっかり落ちて、
以前来たときより、境内は明るかった。

さぞや空が大きく見えることだろうと大銀杏を仰ぎ見ると、
太い幹から四方八方へと枝が伸び、空を覆い尽くさんかの様子。
ワタシはハッとさせられる。
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手洗い場の横に、水たまりがあった。
傍らの大木の気根から滴り落ちた水がそれをつくっている。
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自然のまま、水が滴り、波紋を広げる。
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そして、水たまりの底の砂利が姿を表し、
ただの水たまりへと戻っていく。
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じっとこの水たまりを眺め続けた。
すると、ワタシの焦点が変わった。
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ワタシの心は水鏡の向こうに吸い込まれた。

しばらくするとそれは新たな波紋にかき消され、また水たまりへと戻っていく。
しかし、それは永遠などではなく、
またその鏡の向こうの世界をチラリと見せてくれる。

当たり前のことだろう。

でも、ワタシはうれしかった。
とても、うれしかった。



そこで出会った狛犬は今にもじゃれついてきそうな無邪気さだった。
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ビルの谷間に作られたガーデンで、
固く閉じたつぼみの先にピンクの予感を見た。
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公園に植えられたパンジーはとても色っぽかった。
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こんなにもたくさんの宝物。

宝物はワタシの周りにあふれてる。

ワタシが見つけるのを待っている。