その頃。
心も病んでたよ。
一人暮らしだったアンジ。
1日、1日。
夜はその日が終わるから平気でいられるんだけど
一人で迎える朝が本当にイヤだった。
長い1日が始まるかと思うとゾッとした。
どうしていいかわかんなくて涙が出てきた。
起きて仕事に向かう準備も手がつかなかった。
友達が毎朝LINEでメールしてくれるようになった。
「頑張って!」
「大丈夫!」って。
それまで「頑張れ」って言葉、
キライだった。
だって、普通に生活したり、
仕事したり、恋愛したり…。
その日、それなりに、自分なりに頑張ってるというか
ここがベストと思って生きてきたから。
「頑張れ」って言われても、
「頑張ってるもん!」としか言えなくて。
でも、今までの「頑張れ」と違う。
本当にツライ時、
自分から頑張るパワーが出ない時には
「頑張って!」その言葉に救われた。
あの頃よりずっと前向きになった今も
毎日メールしてくれる。
ほんとうにありがとう!
そんな中、職場へ向かう。
検査のことや今後の事。
何となく悪い気がしてたので、
そのことを上司や同僚に話す。
やっぱり涙…。
いっぱい気を使わせちゃったし、
いっぱい心配させちゃったし、
いっぱい優しさをもらったよ。
職場の皆に感謝。
今まで何となく自分なりに人に迷惑かけないように
それとなく生きてきた感があったんだけど、
周りの人に支えられてる、
支えられて生きてるっていう感じをあったかいなって実感した。
いろんな人に支えてもらいながら
細胞診の結果待ちの日々。
それとなく、
おそらく休みをもらうことになるだろうって思い
仕事をできるだけ進めておけるようにした。