チェンジリング 95点
ジャンル ミステリー

グラントリノと並び、09年公開された映画の中では最高の映画だと思います。
僕が去年観た映画をこの2本は見事にゴボウ抜きにしてくれました。
しかし、グラントリノ同様、興行収入は19位と振るわず・・・。
このまま、多くの人に知られぬまま埋もれていくには勿体無さ過ぎる映画なので、レンタルショップなどで見かけた方は、一度借りてみてください。
本当に素晴らしい映画です。



レビュー

行方不明になった息子ウォルター(ガトリン・グリフィス)を必死に探す母親クリスティン(アンジェリーナジョリー)の物語。

必死に息子を探す母親の愛と警察のやり取り。
そして、全く別の所で起きた事件との絡み合い。
巨匠と名高いクリントイーストウッドの監督作品だけあって、140分の上映時間にも関わらず無駄なシーンが無く、140分間ドキドキしっぱなしであった。
物語の序盤から最後まで息子を捜し求める母親の姿が延々と描かれているにも関わらず、
終始、視聴者の心を掴んで離さない。
正に、母親の愛を見せ付けられた映画であった。

そして、1930年代のアメリカの世界を再現した作りに脱帽。
世界観で引き付け、物語でも引き付ける。
全く妥協の無い作品である。
しかも、驚くべき事に、この映画は別の監督が作っていたのをクリントイーストウッドが引き継いだもので、本来、そのような事があったら作品が破綻しかねないのだが、それを上手くまとめたクリントイーストウッドの手腕はさすがとしか言いようが無い。

この映画を観終わった後、レンタルショップでパッケージを見たのだが、この話が実話を元にして作られた作品と知って、インターネットのwikiで調べたのだが、その内容に戦慄を覚えてしまった。

このレビューで興味をもたれて、観ようと思った方は、映画を観た後に「コリンズ事件」をインターネットで調べてもらいたい。
この物語の顛末が語られている。
間違っても、観る前に調べないように・・・。

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グラン・トリノ 95点
ジャンル ドラマ

2009年で公開された映画では最高クラスの映画でした。

面白そうな映画を調べて観に行く人ならば、きっとこの作品のことも知っている人は多いと思いますが、残念ながら日本の映画の09年度興行収入では洋画部門でも20位と大きくは震いませんでした。
しかし、内容は名監督クリントイーストウッドの名に恥じない素晴らしい作品に仕上がっています。



レビュー

朝鮮戦争の帰還兵でフォードの自動車工だった頑固ジジィのウォルト(クリントイーストウッド)と、隣に住むアジア系移民一家との交流を描いたヒューマンドラマ。

ウォルトという人物は、偏見が服を着て歩いているような人間で、アジア系の人間を「イエロー」やら「米くい虫」と言い放ち、自分の息子に対しては、自分がフォードに長い間勤めていたた事もあって、
日本車のセールスマンをやっている事が気に入らず、ずっと愚痴をたれている。

そんな気難しいジジィのせいか、彼の親族にとってウォルトという存在は、表面上ではうまく取り繕っていたが、内心では遺産のために仕方なしに面倒を見ようとしている存在でしかなく、ウォルトもそう思われていることを知っていた。

しかし、ウォルトもただの頑固ジジィというだけでない。
自分が病に侵されていると知ったとき、彼は自ら息子の元へ電話をかけるような描写がある。

監督のクリントイーストウッドは、このウォルトという人物をただの頑固者だけじゃなく、このような弱気な一面も描くことによってウォルトという人物をより深く描いている。

そんなウォルトの家の隣にアジア系移民のモン族の一家が引っ越してくるのだが、過去に戦争で何人もの朝鮮人を殺してきたウォルトにとって隣に住むアジア系の住人は嫌悪の対象としか見ておらず、話しかけられても、自分に関わるなっといった感じで相手にしようとしない。

だが、ある事件を境に次第に交流が芽生えていき、モン族の優しさに触れ、気がつけば自分の家族よりも愛すべき存在となっていた。
しばらくの間、モン族の少年のタムと、年齢が何回りも離れているにもかかわらず友達として、過ごすようになるウォルトだが、そんな関係も街に住む不良グループによって、いとも簡単に壊されることになる。

この時、ウォルトが隣の家族の為に選んだ答えは・・・。


この映画は、今年80歳になるクリントイーストウッドが俳優業最後の作品として選んだ作品だけあって、ウォルトという役は、今まで彼が演じてきた役のイメージとぴったりだ。
まるで、彼がウォルトという役に自分を照らし合わせているかのようにも見える。

その彼の最後の姿、是非とも目に焼き付けてほしい。
きっと、クリントイーストウッドがなぜこの作品を最後に選んだのか、観てもらえればよくわかってもらえると思う。


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初めまして、管理人の"あんじ"です。
この度、映画のレビューのブログを始めてみました。

このブログを始めたきっかけは、2009年度の映画興行収入を観ていて、疑問に思ったからです。

2009年度の興行収入の順位ですが、
1位  ROOKIES-卒業-
2位  ハリー・ポッターと謎のプリンス
3位  おくりびと
4位  レッドクリフ PartII -未来への最終決戦-
5位  劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール アルセウス 超克(ちょうこく)の時空へ
6位  マイケル・ジャクソン THIS IS IT
7位  20世紀少年<最終章>ぼくらの旗
8位  ウォーリー
9位  ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
10位  アマルフィ 女神の報酬

となっています。

作品の良し悪しは別として、そのほとんどが続編やメディアが広告を大々的やった作品ばかりです。

広告を沢山うてばそれだけ人の目に留まるわけですから、お客さんも沢山入ってくれると思うのですが、話題作ばかりに目が行って、本当に面白いといわれるような作品が埋もれていくのがとても勿体無いと思いました。

幸い、今の映画はDVD化やレンタル化が早くなり、高画質で保存しておきたい作品も沢山あると思います。
そういう人たちの役に少しでも立てたら良いなーと思って、このブログを始めてみました。

内容は、主に僕が面白いと思った映画でレンタルや一般販売している作品が中心ですが、劇場で観た作品なんかも、書いていこうと思います。

ブログは初心者ですが、なにとぞヨロシクお願いします。