ジャッキー・チェンファンで広東語や中国語を理解する人は限られてるから、たぶんここで言っても誰も共感も否定もしてくれないと思うけど、なんとなく書きたくなったので、徒然なるままに書きます。

 

ジャッキーって、あまり冗談が得意でないというか、冗談を言って面白くしたり笑わせたりする人ではない感じがする。 それは、今までもなんとなく思ってたけど、前回、ブログで述べた、ラジオ老人院時間でジャッキーが一生懸命話してるのを聞いて、その思いが強くなった。 

 

ジャッキーの話が面白くないわけでは決してない。いろんな番組でのインタビューのジャッキーの話を聞くと、とてもとても面白い。でも、その面白さは、冗談やギャクやおふざけで面白いんではない。ジャッキーの体験談や失敗談が、並外れてるのがおかしかったり、すごかったりするから面白いし、笑えるのだと思う。
 
映画の中では、いろんな面白いセリフやシチュエーションが多くて、コメディ映画として、笑えるシーンはたくさんあるけど、それは、映画として、面白いことを真面目に考えて作り出してるのであって、ジャッキーが面白いひとだから、面白い映画になってるわけではないと思う。
 
面白い人と言うと、例えば、老人院時間の軟硬天師の二人( 「軟天師」の葛民輝と「硬天師」の林海峰)だと、ジャッキー達がゲストの時は、大物を前に、おふざけも、ほどほどな感じがするけど、基本的に彼らは話が面白いというか、冗談を挟みこむのが上手くて、ボケも突っ込みもうまくて、フザケ上手で面白い。
例えばジャッキーの友達だと、エリック・ツァンとかアラン・タムは、冗談言うのが好きで、楽しくて面白い人という感じがする。
 
でも、ジャッキーは、そういう感じがしないのよね。即興で、すっと冗談が出てくるような面白い人ではない感じ。だから、エリック・ツァンやアラン・タムがジャッキーをいじるような冗談を言っても、ジャッキーは、それに対して、さらに冗談で返すのではなく、笑顔で「おいおい」って感じのいじられ役の反応になってる気がするのよね。
 
旦那にも、かるく話を振ったら、エリック・ツァンなんかはよく「講笑」を挟みこんで話が面白いけど、ジャッキーの話はそうではないねと。
 
ジャッキー自身、楽しいことは好きな人だし、人を楽しませることも好きで、気配りや目配りがすごく出来るので、周りに対して退屈しないように気を配ってるけど、面白さに関しては天才型ではなく、努力でその不器用さをカバーして、人を楽しませようとしてるのかなあ、その面では、根が真面目で、不器用さもあるのかなあと思いました。