9.花紋(Only SAYAKA ver.) (作詞:佐咲紗花 作曲:奥井雅美 編曲:鈴木マサキ)

 

TVアニメ『牙狼 -紅蓮ノ月-』の前期ED主題歌で、

シングルでは佐咲紗花 with 三狐神囃子名義でしたが

アルバムでは3人の声を重ねていたコーラス部分も全て私のみの

ソロバージョンを収録しました。

 

奥井さんから届いたデモが届いたのは、

定期花ラジ出張の水戸行きの特急に乗った瞬間。

エモーショナルな和ロックなこの曲に

紅蓮のストーリーがリンクしすぎていて、

水戸に着く1時間後までには歌詞が完成していました。

 

これはパートナーとしての雷吼に対する

星明の想いとして書いたの。

タイトルとサビの「継ぎ人の紋に懸けて」は

星明の出す蓮の花の紋模様の術になぞらえました。

 

雷吼に「可憐に寄りそう 運命の華」、それが星明です。

 

紅蓮ノ月は、歌の担当だけでなく

初めて声優として2クール・半年間みっちりと

作品の中からも参加させていただいたので、

後期のEDの作詞も含めて

各キャラに対する理解の深さもひとしおだった気がします。

 

マサキさんの編曲とギターがまたかっこよくて…!

 

MVのお狐さま衣装で

牙狼フェスで歌えたことも、

 

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沖縄のイベントで作曲の奥井さん本人と

デュエットさせていただいたのも最高に嬉しい想い出です好

 

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ちなみに紅蓮ノ月のキャラデザの桂正和大先生は、

いつも私の曲をCDだけでなくハイレゾ購入して

とってもいい音環境で聴いて下さるありがたい御方ですキラ

 

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10.WASTELANDERS (作詞:松井洋平 作曲・編曲:矢鴇つかさ(Arte Refact))

 

TVアニメ『少女たちは荒野を目指す』のOP主題歌として制作しました。

 

作曲は「Fortune love」以来のアルテ矢鴇んとのタッグ、

作詞は「BLAZE MOMENT~紅蓮浄歌~」で私に革命をもたらした

テクノボーイズ松井さん。

 

つよいね・・・サウンドも歌詞もボーカルワークも押せ押せだね(笑)

 

ただでさえつよかったこの曲を、

サウンドプロデューサー佐藤純之介教授が

さらに佐咲紗花が色濃くなるよう昇華させて下さいました。

サビラストの高音ラインとかね!

 

「荒野」のイメージで、あの西部劇的なイントロがつけられました。

 

ボーカルとしても最強に体力を使う曲なんですが、

ミュージシャン的にも最高難度なテクニカルソング。

ライブを観に来て下さった矢鴇んに、

バンドメンバーからややこしすぎるとたくさんの苦情が入りましたaya

 

 
工事現場でのMV撮影も楽しかったな。
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ライブでみんなと「Wow!Wow!Wow!Wow!」の所で

ガッチリひとつになれる曲ですん~

ツアーでも全力で叫んでね!

 

「ウエストランダーズ」って読まれたりするのだけど、

正解は「ウェイストランダーズ」ですよ!

 

全然関係ないけど矢鴇んは私のモンハン仲間でもありますリボン

 

 

11.EMERALD(Fated Crown ver.) (作詞:佐咲紗花 作曲・編曲:AstroNoteS)

 

遊技機の「翠星のガルガンティア」挿入歌として書き下ろした

「エメラルド」という曲を、

アルバム用に歌詞だけ変えて初音源化です。

 

「エメラルド」は完全なる作品のための世界で作って、

オーダーがあったのでタイトルも含めて全日本語詞だったのですが、

アストロの作ってくれたかっこいいこの曲のパワーを

さらに佐咲紗花色に全力で染め上げるために

アルバムでは英詞まじりのバージョンを収録したかったので

タイトルも含めて英語表記にして、

「Fated Crown ver.」ということで

ボーカルだけ再レコーディングしました。

 

こちらもフルバンドで制作していただいた曲。

ちょうど去年のツアー中、バレンタイン辺りだったな。

 

レコーディングにも立ち会いましたが、

シュンちゃんと一平さんのツインギターが

三連符でバトルみたいに絡み合ってあまりに心地よすぎて

みんなで爆笑しながらRECしていました。

ドラムは河塚さん、ベースはトシノさん。

 

アストロが私イメージで作ってくれた、

最強にかっこいい正統派ロック!!

 

みんなと一緒に作り上げるステージの上には

見えない力が無限大にあるんだ。

 

 

12.Reworld (作詞:佐咲紗花 作曲・編曲:KOHTA YAMAMOTO)

 

PS4用ソフト『クロバラノワルキューレ』のED主題歌として制作しました。

Dualityと同時制作していたので、

ものすごくクロバラ脳になれているときに想いを詰めこんで作った曲。

 

KOHTA YAMAMOTOさんとは初めましてだったのですが、

お会いする前からとってもイメージが共有できていて、

想像以上にリンクした完成形ができあがりました!

 

当初ゲーム内ではショートサイズを流していただく予定でしたが、

ゲームの制作サイドに大変気に入っていただいたそうで

様式変更でなんとフルサイズ流していただくことになった曲。

 

クロバラのためだけに没頭して書き上げたこの歌詞ですが、

出来上がってしばらくしてから改めてじっくり聴いていて

あー私心が少し成長したんだなと思えました。

以前は1点集中な単独回復魔法しかできなかったのが、

俯瞰でフィールド以外も包む全体回復魔法ができるようになった。

そんな気が、自分だけ、しています笑

 

君にとっての

「信じ続けて 探し続けて 待ち焦がれた答え」のひとつが

私の歌であってほしい。

わたしにとっての

「信じ続けて 探し続けて 待ち焦がれた答え」

は君のいるこの世界だけだよ。

 

再武装してギラギラ攻撃力だけアップしたように見せておいて、

こんな大きな優しさと包容力も兼ね備えている。

それがFated CrownのNEO佐咲紗花。

 

そういう意味で曲順をトリ前に置きました。

 

 

13.Fated Crown (作詞:佐咲紗花 作曲・編曲:浅倉大介)

 

さぁ、アルバムのタイトルチューンです。

 

今回のアルバムコンセプトとして、

「Atlantico Blue」でいったん裸の素の佐咲紗花を見せられたからこそ

次のステージに行くために“再武装”というキーワードがありました。

 

デビュー当時は自信のない自分を

衣装という武装で鼓舞してステージに立たせていました。

「Daybreaker」の頃は

みんなを引っ張る人になるんだ!という気概が

自らの願いでもありながらまだ力不足なのではないかと

少しプレッシャーでもありました。

みんなからしたら出来ている・自信がある姿だったかもしれないけど、

自己肯定感が低かったので常に自分の歌の実力が不安だった。

 

だからその頃までの武装は、自分の弱さを隠すための武器でした。

それを後悔はしていないし、

そうでなければずっと立ち続けることはできなかったし、

そうやってここまでやってきた。

 

「Atlantico Blue」でその武装を解除できた。

それは世界中で待ってる人がいてくれるんだって

世界各地、地球の裏側まで行って実感できたから。

自分を認めてあげることができたから。

だからアトブルのMVであの素の表情が出ました。

 

そこからの次のステージ。

私は元々みんなを別世界に連れて行く、

クラウン(王冠)を持つ者だったんだ。

そういう運命だったんだ。

って思いたい。思わせてあげる。

 

という気合と気概を込めて、

運命づけられた王冠=Fated Crown

というアルバムタイトルをつけました。

 

ジャケットでクラウンを恭しくではなく無造作に持っているのも、

「まぁ元々持ってたものだしねー」くらいの余裕さを出すために

私のアイディアでゴツめのクラウンを用意していただいて

そうしました。 

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「Fated Crown: This code is predefined」

“このコードは予め定義されていた”の。

ここに辿り着くためのデビューからの7年だったの。

 

それが歌詞にすべて明記されています。

 

そして「聴こえるのはoverture」

=これはOval Circusのこと。

 

「重ねた色・未来を無駄にさせないで」

=これはAtlantico Blueで重ねた色・世界中のみんなとの未来は

無駄にはしないということ。

 

「目が眩むほどに 近づくaccess key」

=これは浅倉大介さん(access)と繋がる鍵→この曲自体のこと。

 

私の胸に存在する

誇るべき場所と守るべき人は

きっとあなたの胸にも存在する。

 

そんな想いを浅倉さんサウンドに乗せた曲です。

 

浅倉さんへはアルバムコンセプトと一緒に、

スピード感・近未来都市TOKYO感をオーダーしました。

 

アトブルでは

世界を飛び回る私を日本のみんなに見てもらいました。

今回は

世界のみんなに私の住んでいる世界(アニメ・アニソン界)として、

その世界の中心地・日本の東京を改めて見てもらうために

都内の夜景の中を走るMVが作られました。

 

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今回はいつもの制作と順序が少し違って、

MVがそうなるというビジョンが見えていた上での作詞だったので、

映像を詞に寄せたというより

詞を映像にも寄せるイメージで書きました。

 

ここからのまたループしてOval Circusへの流れが

自分で言うのもなんですが秀逸です。

 

直接的ではないものの、

少しセクシーな表現を各所に潜ませたのも

私にとっての成長のひとつです。

潔癖で不器用なものでね、

自分はセクシーとはかけ離れたイメージの人だと思っていたので

身の丈に合わないことをするのが好きではなかったのだけど。

もう34歳だし!(開き直るのが人より遅い笑)

 

あ、矛盾してると思うかもしれませんが、

セクシーとはかけ離れていると思っているからこそ

衣装の露出が多いのですよ。

私が露出しても色っぽさではなくて健康的!方面だろうなと思って、

だからこそあんなに肌を出せるのです。

出しているのは肌色ではなく筋肉だと思っています顔21

 

今回のツアーはどんな衣装か。

こちらもお楽しみに!!

 

 

…というわけで

無事に発売日中に完走できました全曲レビュー!

 

ぜひアルバムを聴きながら読んでみて下さい。

 

全編を通して言えるのは、

私はアニソン界・ゲーソン界に生きている私が大好きだってこと!

私に命を下さるコンポーザーの皆さんが大好きだってこと!

私を愛して下さるみんなのことが大好きだってこと!

 

ここで、これからも生きていく。

 

そして

佐咲紗花を一緒に作って下さっているチーム佐咲のみんなをはじめ、

タイアップ作品関係者の皆さん、レーベルスタッフ、事務所スタッフ

関係者すべての皆様に心からの感謝を。

 

佐咲紗花 4thアルバム「Fated Crown」

自信作です!!受け取って下さい!!!