Fated Crown(初回限定盤)(DVD付) 3,780円 Amazon |
1.Oval Circus (作詞:佐咲紗花 作曲・編曲:CMJK)
テクノ界のカリスマ・CMJKさんに作曲・編曲をお願いしました。
タイトルの意味は、インスピレーションと後付けの理由。
オーバルサーカスって言葉が先に出てきて、
何で私はこの言葉を頭から出したのかなって考えました。
楕円のサーカス。
きれいな円形ではないからこそ、
観る角度によって景色も距離も違う世界。
私を近くに感じる部分と私を遠くに感じる部分が
きっとこのアルバムの中にある。
第一テーマは再武装、裏テーマは二律背反。
それが今回のアルバムで表現したかったことです。
そして今までよりさらにアーティスティックに、
アルバムならではの、シングル曲ではできない
歌ものではないインストくくりに入るような曲を入れたくて。
今回のアルバムの新録曲は、
チーム佐咲の総意で
今までの正統派ロックからEDM方面に向いています。
今回も曲順を私が決めていますが、
EDM方面に向くという意味で
最初の1曲目にCMJKさん曲、
ラストの13曲目に浅倉大介さん曲を置いた意味は大きいです。
ステージの暗幕が上がる前の高揚感を
OVERTURE(序曲)的に表現するインスト曲が欲しかった。
なので、歌はサビに当たる部分以外の私の声は
あくまで曲を彩る1つの素材としてのつもりなので
サビしか歌詞表記をしていません。
そのイメージを伝えるための打ち合わせで
初めてお会いできたCMJKさんに私以上に緊張していたのは
青春時代から電気グルーヴやCutemenに染まっていた
レーベル担当の関根氏でしたっ(*゚ー゚)ゞ
バリで過ごしたお正月休みの後、
届いたデモを聴いて全部景色が見えた。
NEO佐咲紗花。それがFated Crownで、そしてOval Circusです。
2.Duality (作詞:佐咲紗花 作曲・編曲:AstroNoteS)
昨年の夏に発売された、
PS4用ソフト「クロバラノワルキューレ」のOPとして制作した曲です。
作っていたのは去年の4月頃。
作詞はクロバラノワルキューレの世界観を
これでもかと詰め込んだつもりです。
作編曲はおなじみのAstoroNoteSの2人。
シュンちゃんともっくん。
アストロの2人とは、他のコンポーザーさんとのタッグ以上に
3人で出来る化学反応を信じて
意見をバスバス言い合ってアイディアの雨を降らしながら
あーだこーだわちゃわちゃといつも制作しています。
それをさせてくれる、私に許してくれる2人が大好き。
1番と2番のサビ前のフレーズ
“絶望も希望”と「突き刺す激情」
私なりにこれがこの曲のカギで結論だと思っています。
Duality=二重性
「抱きしめたら溢れる涙 止まらない世界を欺いて」
って、手前味噌ですがものすごくグッとくるフレーズを書けたなと、
ひと段落した今だから思える。
3.Lyla (作詞:佐咲紗花 作曲・編曲:R・O・N)
ずっとずっと熱望していたR・O・Nさんとのタッグ!
やっと叶いました!!ありがたやありがたや
で、この曲ですよ。
もう、どうだ!!といわんばかりのR・O・Nさんワールド。
しびれるかっこよさ!
私はそこに負けないように、飲み込まれないように、
R・O・Nさん曲だからこそ、いつもはあまりしない
異世界ダークファンタジーな作詞をしました。
Lylaは精霊や女神の名前です。
今回はさびれて荒れた人気のない森に取り残されて、
誰かに会いたい・でも会いたくない
近づいてほしい・でも近づかせたくない
私に入ってこないで・でも私を忘れないで
そんな抑えられない感情を爆発させる
森の妖精・ライラの物語にしてみました。
レコーディングの日は、
Twitterでもお伝えしていましたが38℃オーバーの熱があって、
でも喉が休養明けで絶好調だったのと
熱でハイなテンションがラウドなロックと相性ばっちりだったので
怪我の功名的ミラクルに録ることができました。
(しかしここで張り切りすぎたせいで
この後一週間40℃近い熱が続いてダウンっていうね…)
R・O・Nさんのこだわりで
左右からのウィスパーボイスが多めになっています。
ぜひヘッドフォンやイヤフォンで耳元で私に囁かれて下さい
ダークファンタジーなデジタルロック。
フルバンドでのライブが一番楽しみなのがこの曲。
相当に激しいでしょうねぇ・・・
余談ですがこんな激しくてかっこいい曲を作るR・O・Nさんですが、
同年代なので話題はずっと「健康」
私が去年からハマっている酵素の話や、身体にいい素材、
食育と筋トレの話題で話がまったく尽きませんでした
4.High-Flying Future!! (作詞:佐咲紗花 作曲:原田 篤(Arte Refact) 編曲:酒井拓也、桑原 聖(Arte Refact))
ガルパンの戦車戦の
緊迫感とスピード感、そして友情をテーマに作りました。
何がどうなってこんなに高いキーで制作してしまったのか、
ライブで歌うたびに当時の自分を恨んだり恨んでなかったり
Arte Refactさんも私の楽曲に欠かせない音楽集団。
私もアルテサウンドのファンのひとりです。
タイトルの中のHigh-Flyingは
「抱負の高い」とか「野心がある」という意味です。
ガルパンに出てくる各校のみんなが
それぞれの未来を高く描こうとしている気持ちを書いたつもり。
“前だけ見て 勝利を掴め High-Flying Future!!”
今年の12月から続々公開される最終章も楽しみですね!!
それではその2につづくよ