昨日は5周年記念ライブのプレミアムチケットの件で
一時皆さんを混乱させてしまってすみませんでした。

プレミアムチケット、受付は終了となりました。
どうもありがとうございます。

予想をはるかに上回る反響に
私自身も心底驚いています。


プレミアムチケットの特典の一つのプレミニライブは
「ミニ」とついているようにあくまで「特典」なので
本当に短い時間となってしまいますが、
(ミニライブの開演時間が17時15分、本編の入場時間が18時、
そこにミニライブの退場時間も含まれるとなると…)

多分いきなり本編に行くと
5年分の意気込みが強すぎてガッチガチであろうと思いますが、
今回はプレの時間があることで
いい感じに少し肩の力が抜けるといいなぁ(^_^;)

今回の企画は5周年を盛り上げるためのお祭り的な意味合いで、
プレライブと本編がセットにならないと
今回私が表現したいライブにならない、ということではありません。

あくまで本編が本番。

これから通常チケットの先行が
来週のFC一次先行から始まっていきますので
プレミアムチケットを取れなかった(/_;)という方も
ぜひ本編を楽しみにして
チケットを申し込んでいただけたらと思います。

来て下さった皆さんの心が
絶対に満たされる節目ライブにします。
どうぞよろしくお願いします王冠




さて。私もちょっと気にしてしまいましたが
頭を切り替えて。


キャストライトのカップリング曲に関して、
ちょっと長く語らせてね。


デビューしてから

アニソンシンガーとして
希望を常にみんなに届けられる人でありたいと願って

希望に向かう歌をたくさん紡ぎました。


さや姉の姿にいつも元気をもらいます!とか
さや姉の歌で励まされます!とか

想いが伝わったんだなぁと思わせてくれる
嬉しい反響をいただく中で、

前に進む方法がわからない、
どうすれば前に進めるんですかって

戸惑う人の声も届きました。


私はいつも、壁があったら走って向かって行って
素手でも丸腰でもアタックして
最悪壊せなかったらよじ登ってでも壁を越えようとするタイプで、

元々絶対的に物理的に無理な壁には挑まないけれども
(マライア先生の歌唱力と曲作り能力を丸ごと受け継ぎたいとか)

努力でなんとか出来そうな壁は、
まず向かって行ってから対策を考えるようにしていました。

だから

壁に挑む前から
「壁の越え方を教えて下さい」と人に聞くのは、
最初は努力不足なんじゃないかと思っていました。


でも

壁がどの方向にあるのか
それすらわからないくらい
暗闇で前が見えない人もいるんだって。

色々な経験をしていく中で、私にも分かりました。

そういう人の気持ちを汲んであげられる、
希望だけじゃなく絶望も歌える人でありたいと思いました。


そんな中

今回のシングルで、
その機会が到来しました。


シングルのタイトル曲である牙狼のEDで描いた世界は

絶望といえる状況から、
過去の因縁への復讐心を断ち切れないまま
それが運命だと、生き抜くと覚悟を決めた決意の歌。


カップリング曲の中身を決める会議の時に私は、
タイトル曲と対になる曲を、
嘆きと絶望の曲を描きたいと言いました。

キャストライトでは覚悟を決めた昼間の表向きの気持ち。

カップリング曲ではその覚悟は虚勢であり、
本当はもう喪失感・絶望感・嘆きで潰れそうになっている
もう一人自分の長い夜の内側の気持ち。

という、一枚のCDで
いわば陰と陽の対の世界を描きたかったのです。


それを打合せで話したところ、ディレクターの純之介さんから
「わかった。今回は詞先で行こう」と提案がありました。


通常、大体の場合、作詞というのは曲を聴いてから始まります。

イメージを伝えてオーダーしたor選ばれた楽曲が届いて、
その譜割に合わせて音数に合わせた言葉を書き始めます。


詞先というのは、詞を書いてからそこにメロディを乗せることです。


作詞と作曲を同時にするようなシンガーソングライターさんは
詞のイメージから曲を作っていくので
詞先なことも多いようですね。


でも私のように、主に作詞のみのシンガーとしては
とっても珍しい作業手順です。


今回のテーマから、タッグを組むことになった作曲家さんは

「中土智博」さん。

私の作品だと、恋花の編曲で一度お世話になっています。

ランティス関連だと、
麻生夏子ちゃんの「Precious tone」の作編曲
栗林みな実さんの「ZERO!」の作編曲
茅原実里さんの「この世界は僕らを待っていた」の作編曲
などなど・・・

名曲メーカーな作曲家先生☆


方向性のお話合いの時に中土さんから
「歌詞はぜひ手書きで送って下さい。
その方がその字からもっと感情が読み取れるので…」
と言われ、いつもはPCで打ち込んで書くのですが、
久々に下書きの段階から歌詞を手書きしました。

深い深い絶望と嘆きの歌。


今まで、悲しみとか別れの曲も書いたことはありますが、
だけどそれでも私は歩いていく、
その姿をどこかから見守っていてね的な。
悲しみだけでは終わらない、前に進む姿を描いていました。

けれど今回は、とことん絶望して救いのないままです。

沈みっぱなし。助けてほしいと言うのも許されない。
自分が許さないし、誰も許してくれない。

そんな曲。


それを送ってから中土さんから戻ってきたデモ曲は、

それはそれは深い嘆きの這いずりのような
底無し沼の淵で黒髪の絡みついた手で足首を掴まれているような
人の心の体力をごっそり奪っていくような

私の想像以上に絶望を纏った曲でした∑(゚Д゚)


詞先ってこういうことか…!

描きたいテーマが明確すぎる時って
こんな風にそれが何倍にも広がっていくのですね…!


実際、戻ってきた曲で詞を微調整している間や
レコーディング前に練習している間など、
1回聴く度に本当に疲れました・・・(笑)

1回歌って、2時間休んで
1回書き直して、また2時間休んで…(´∀`;)

なのでドレインソングと読んでいました。
(注:ドレイン→FFの中で、相手のHPやMPを吸い取る黒魔法)


レコーディング前にキィが上がったりオケの変化だったりで
印象もだいぶ最初よりは地の底具合がよくなったけども(笑)

感情を乗せに乗せて歌うこと、
とても納得する形で歌い切れたと思います。


タイトルの「サディ」は
珍しく特に意味をこめていなくって、
外国人の女の子の略称のような音感にしたくて、
さらに明るいイメージを持たせないもので

と考えていた時になんとなく浮かんだ響きをそのままに。

短いタイトル珍しいでしょう?
これがまた黒のイメージに合うんだ。


レコーディングの日の佐咲と中土さん。
写真 1.JPG

「スヤァ…」って入れてほしいと言われたので
素直に手書きで入れました( ´艸`)

イメージ以上の曲を本当にありがとうございました!!


そしてトラックダウンの日。

お昼過ぎからだったのだけど、
なぜか純之介Dから
「スタジオでカツ丼を頼むからお昼を抜いてくるように」
という初めてのタイプの指令が来ましたワラ

背景はよくわかりませんが、
どうしてもカツ丼を食べたい日だったらしい・・・・ω

しかも

出前のメニューにカツ丼って書いてたけど、
お店さんこれカツ重やないですか…!
写真 2.JPG

卵とじなカツ丼を想像していたので肩透かしを食らう
チーム佐咲+中土さん+エンジニアさん。

しかもカツ2枚分!
やわらかくておいしかった好


関根氏の石原軍団みたいなサングラスが似合わない佐咲と
サングラスの持ち主関根氏と新人塚口くん。
写真 3.JPG

フィンガーファイブのあきらみたいね。(世代ではない)

あのカツ重の上にさらに
私が差し入れにとろけるプリンを持って行ってしまったので
死ぬほどみんなの胃が圧迫されました。おもしろいTDだった嬉しいw


といったフードネタを挟んで空気を軽くしようとしつつ、
でもでも重みのあるカップリング曲が出来上がりました。


キャストライトと2曲、CDで続けて聴いてもらって、
今回私がイメージした世界が皆さんに伝わるといいな。

詞先なこと、絶望の歌であること、感情の乗せ方、いろんな意味で
新しい佐咲紗花の可能性を開く鍵になる曲になりました。

ぜひ、CDで
歌詞カードをじっくり読みながら聴いていただいて、
さらに牙狼のストーリーからまた新しい妄想世界に
皆さんを誘えたらと思います。



語りたい内容だったので長くなりましたが、
カップリングも楽しみにしていてねねこ



鶴見大学紫雲祭チケットが
10/1(水)AM10:00~発売開始です!


【日程】2014年10月26日(日)
【時間】開場/13:00 開演/14:00
【会場】鶴見大学学内体育館
【出演】影山ヒロノブ 佐咲紗花 橋本みゆき 和田光司
【料金】 学内/1500円、一般/1800円  当日券/2000円
※指定 椅子席
【チケット発売日】一般チケット10月1日AM10:00~
※イープラスにて販売 http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002136704P0030001
※チケットは売り切れ次第終了とさせていただきます
※チケットはすべて指定席券となっております
※チケットの番号が座席番号となっておりますので
会場内の座席表をご確認の上、ご着席下さい
※チケットの再発行、払い戻しはできません


【当日券に関しまして】
場所:記念館前広場本部にて販売予定
日時:2014年10月26日(日)10:00~14:15
料金:2000円
※e+にて販売が終了している場合、販売は致しません
※当日券は自由席となります


<注意>
車でのご来場はご遠慮ください
会場での飲食、喫煙は禁止です
館内での写真撮影・録音は禁止です。携帯電話の電源もお切りください
再入場はできませんのでご了承下さい

【お問い合わせ】紫雲祭実行委員会
045-580-8217(鶴見大学 学生支援センター)




10/29発売 TVアニメ「牙狼-炎の刻印-」ED主題歌
『CHIASTOLITE』MVショートバージョン
やじるしhttps://www.youtube.com/watch?v=xr6I7lwP100

CHIASTOLITE(DVD付初回盤)/佐咲紗花

CHIASTOLITE(アニメ盤)/佐咲紗花