※普通にネタバレします
まひろさんです。
ひっさびさに映画に行ってきたのでその話をします。
6/27(金)、仕事終わりに映画館によって、公開日当日に劇場版『小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜』を見てきました!!!

結論から言うと、良過ぎ。泣いた。
原作で読んどるよ!!って人でも楽しめると思うので、これは是非行って欲しいと思う。
- 実は
小林さんちのメイドラゴンは個人的にかなり好きな作品。
好きなアニメTop10選べって言われたら、普通に入ってくるんじゃないかな...。
キチンと原作は追っていますし、ときおりアニメも見返すほど。
特に2期なんかは、京都アニメーションの事件後の最初のテレビアニメシリーズ作品で(劇場版含めるとヴァイオレットエヴァーガーデンが先)、OP見たときなんか涙でたの憶えてます。
1期で最強のOP曲を作ったfhánaが、さらにぶっこんでくる最強の曲「愛のシュプリーム!」
かなり難しいノリの曲に合わせて最強の映像を作ってくる京アニ。公開された後はしばらくリピートしてましたね。
今回もめっちゃ楽しみにしてて、仕事も無理やり区切り付けていってきました。
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いつものメイドラゴンとは違って
本作は結構シリアスです。
『小林さんちのメイドラゴン』と聞くと、人間とドラゴンたちが繰り広げる異種間コミュニケーション...日常コメディを思い浮かべるかと思います。
しかし、今回の劇場版はそのいつもの雰囲気とは一線を画し、物語の始まりから終わりまでずっとシリアスな空気が流れてます。
原作巻末の作者コメントでも、この作品にそこまでの柔軟性はあるのか というところでこういったエピソードをやるかどうか悩んでたとありました。
結果として、普段とのコントラストがあってよかったなと。
むしろ、この話をきっかけに後の話にも様々な重めのシナリオが混ざるようになってきて、今のバランス感が好きだったりします。
さて、小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜の、物語の核となるテーマは「親子愛」と思われます。
原作コミックでは8巻にあたるエピソードが描かれており、カンナの父親であるキムンカムイが登場します。ドラゴンという、人間とは全く異なる価値観を持つ種族、その父親だからこそ、彼は「親子愛」というものに無頓着です。
一方、その娘のカンナは、人間界で小林さんたちと暮らす中で、「親子」という関係に強い憧れを抱く。この、父と娘の「親子」に対する価値観のすれ違いが、物語に重みづけをします。
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物語のあらすじ
▲メイドラゴン知らないよってひとはこちらをどうぞ
ある日、小林さんの家に、カンナの父であるキムンカムイとその軍師アーザードが訪れます。
目的は、カンナが過去にいたずらで壊してしまった「龍玉」を修復すること。龍玉とは、ドラゴンが何百年もかけて力を封じ込めた宝珠であり、戦争の切り札にもなりうる強力なアイテムです。
「じゃあそれを許してあげたからここに来たってこと?」と問う小林さんに対し、キムンカムイは「許すとか許さんとかは最初からない。必要になっただけだ」と冷たく答えます。
混沌勢である彼らは、近々起こるかもしれない中和勢との戦いに備え、龍玉の力が必要としている。
龍玉を壊した際、その力の一部はカンナの体内に流れ込んでおり、修復のためにその力を回収すべくカンナを連れ帰りに来た、というのが彼らの本来の目的になります。
「カンナのことをどう思っているのか」と小林さんが問い詰めても、キムンカムイは「共に戦う仲間だ。親と子というのは分からん」と返すのみ。その言葉に、小林さんは激情します。
しかし、父親に「必要とされた」ことが嬉しかったのか、カンナは自ら協力を申し出ます。そして、父に「やるから褒めて」と求めるのですが、返ってきたのは「もともとお前が壊したものだろう。甘えるな」という言葉でした。
様々な葛藤の末、カンナは龍玉を父親の元で完成させるため、ドラゴン界へ戻ることを決意します。 そこから、さらなるドラマや激しいバトル、そして小林さんの活躍が描かれていきます。
作中、キムンカムイの軍師であるアーザードが「人間の価値観から離れすぎていますか?」と問う場面があります。
また別のシーンで、ファフくんが語る「ドラゴンは親も子も守らない」というセリフでスッと腑に落ちたきがします。これこそが、キムンカムイが持つ価値観そのものであり、ドラゴン界の常識を一言で示しています。この言葉が、人間界の「親子愛」との対比を際立たせ、本作の全体像を表していました。
そして、カンナがドラゴン界へ戻る直前、小学校の友人である才川に別れを告げるシーン。
もう戻れないかもしれないと告げられ、寂しそうな表情を浮かべるカンナ。最初は「行かないで」と寂しがる才川ですが、次の瞬間、感情が爆発しての
「やだやだ絶対お別れしない!!どこに引っ越しても私はあなたを追い続けるもん、逃げても無駄!!」
感情がぐちゃぐちゃになりながら泣きじゃくるこのシーン。原作ではギャグにもとれるような絵で描かれていますが、それが一番ぶっささるし、実際に映像で、声優・加藤英美里さんの演技で食らうと涙腺が破壊される。このシナリオで重要なファクターのひとつであると思う。
そしてなんだかんだで原作ファンも絶対に楽しめるし分かっていても泣く。正直、原作を読んでたしストーリーも把握してました。
しかし、劇場版は一つひとつのシーンがさらに深掘りされ、キャラクターの感情がより豊かに描かれていました。
また、パンフレットで監督が「バトルシーンは派手にしたい」と語っていたそうですが、その言葉通り映画館の大スクリーンと音響で観るバトルシーンは圧巻。凄まじい迫力がありながらも、物語の本筋やテンポを一切邪魔しない、非常にバランスの取れたよい映画だった。
そして、声優陣の演技があまりにも最高だった。
アーザード役・島﨑信長さん
アーザードは普段はクールなキャラクターですが、実は過去の酷い経験から内に秘めた強い想いがあり、それが爆発するシーンでは観ているこちらを一気に引き込んでくれる。あのメリハリすんごい
カンナ役・長縄まりあさん
今作の主役であるカンナ。普段の可愛らしい姿からは想像もつかない、子供ならではの心の揺れ動き、シリアスな心情、そしてラストですべてを吐き出すシーンの演技……。小学生4年生は、実はそこまで子どもではないという微妙な部分が表現されていたきがしています。天才。
トール役・桑原由気さん
今回はバトルや状況を冷静に見守る役回りですが、アーザードが感情を叫ぶシーンでは、トールの声に確かな「揺らぎ」を感じました。パンフレットによると、このシーンのアフレコで桑原さん自身が涙ぐんでしまったそうで、その感情が声に乗っていたのだと思います。小林さんの影響で変わりつつあるトールの心が垣間見え、胸に迫るものがあった。
フェリキタス役・小林幸子さん
あの小林幸子さんです、空目したとかじゃないです。
ED歌ってるのもそうなんですけど、普通に声優やってます。
同じ“小林さん”ということでエイプリルフール企画とかはされてたんですけど、まさかここに来るとは……(事前情報集めてなかった)
まとめ

田村睦心さん(小林さん)がよすぎた話とかもしたい……。多分BDとか買っちゃうやつです。
冒頭と同じこと言うけど、最高だった。
これは、ファンにはぜひ見に行ってほしい。
また、脚本としては初見で見ても大丈夫なように……ともしてるそうなので、知らなくてもいいかもしれない。
個人的には、普段のメイドラゴンを知ったうえで浴びた方がいいと思うので、テレビアニメシリーズも見てもろて!!