まひろさんです。

 

溜まり溜まった仕事の疲労と夏バテでぶっ倒れてました...。

明日以降もまだまだ真夏日が続きそうです。そんな日は、もう家に引きこもって漫画でも読みたいですよね。

 

 

ということで、3週間連続になっちゃいますが漫画紹介です!!

 

今日おすすめするのは......

 

 

 

  しょせん他人事ですから

 

 

SNSとかで一時期マンガアプリアカウントが広告だしていたので、見かけたことある!って人もいるかもですね。

 

↓こういうのです

 

 

どんな漫画が分かってもらうために、ここで公開されている話だけ簡単に紹介しますね。

 

 

冒頭、とあるママブロガーがネットにいわれもない悪口を書かれまくり、朝目覚めると炎上していることに気づくところから始まる。

 

 

その後、弁護士無料相談会に足を運び、主人公である保田弁護士に相談。

 

 

保田弁護士は、特に相談者にねぎらいの言葉をかけるわけでもなく、むしろ早く、簡潔に具体性を持った説明をしてほしいと淡々とした声かけをします。

 

ここが保田弁護士の初登場シーンとなるわけですが、これは性格的に冷たいというわけではなく、「時間は限られているし目的以外に費やすと時間とお金が無駄になる」という意図ゆえの回答で、ある意味の優しさではあります。

 

このあとも、コメントに書かれた「風俗を本当にやっているんですか?」などとデリカシーの無い発言が飛びますが、これも「事実確認はしっかりしておかないとダメ」ということ。実際そうなんでしょうね。

 

その後正式に依頼し、開示請求などを行い犯人を追っていくと、相談者のママ友が悪口を書いていたことが判明。

 

 

その後は地方裁判所で条項を作成し和解という形をとり、一件落着。。。。。。。とはいかず、加害者側は課せられた条件である”解決金として金100万円を分割支払い”を滞納。払わなくても大丈夫といった旨のネットの言葉を信じて、払わなくなった模様。

 

そこからはSNSのマンガ紹介のとおりですね。

 

執行官による自宅突撃、家族にバレ、友人のバレ、近所にバレ......。自業自得な顛末になっています。

 

 

 

  ■おもしろいところ

 

 

まずは、なによりも普段馴染みのない弁護士という仕事への理解が深まる

深まる......は言い過ぎかもしれませんが、「どういった権利があるのか」「依頼に対してどういうことをするのか」というところも紹介してくれます。

 

また、どのストーリーも事件から依頼、そして終結までが物語として描かれているので、良くネットでみられる炎上の裏でどういったやり取りがあり、どれくらいの金額や期間がかかり、そして被害・加害両方がどういう気持ちになるのかを知見として得ることができます。

 

赤文字で書いたどういう気持ちになるのかという部分は非常に大切だと思っていて、期間や金額の負担に併せてネット炎上だと周囲からの理解も薄かったりで精神が削られ、被害側も「情報開示はしんどい」というのが良く分かります。

 

お金とかが大変なのはなんとなくわかってましたが、メンタルにくるというのはいい勉強になった。

 

また、それぞれの事例に対してどうする選択肢があるのか、それを進めるにはどういうステップがあるのかというのも分かりやすく解説してくれます。

 

例えば今回のようにネット上に悪口を書き込まれた場合の対処は、シンプルに言えば、書き込みを携帯なら「削除申請」、書き込んだ相手を特定したいなら「情報開示請求」ができる。で、その場合は......といった感じ。

 

故に情報量多いページもいくつかありますが。

 

 

  ■身近な話題がトピックに

 

 

今回紹介したのは、悪口から始まったネット炎上、そしてそれらを軽くとらえていた加害者側のストーリー。インターネットで色んな考えに触れられる世の中になってきたからこその恐ろしさですね。

 

上で紹介したストーリーの他にも、有名人がとあるきっかけで大炎上しSNSへの誹謗中傷と戦う話。学生がネット配信者に嫌がらせを行い情報開示される話。昔ネットニュースになったことがデジタルタトゥーになっていることがトラウマで検索に出てこないようにする話。

 

令和ならではの話題で、非常に興味深く見れます。普通に勉強になるしね!

 

 

ということで、「しょせん他人事ですから」おすすめです!

 

どうやら調べてたら今年の夏からドラマもやるっぽい。

 

© KONBU Wakame / Square Enix