こんにちは。うえです。
にじGTA、面白かったですねえ…
10日間、かなり楽しませてもらいました。
楽しい!面白い!って話なんですが、ここににじさんじの強さを感じたので、つらつら語っていきます。

にじGTAとは??



"にじさんじ"に所属するVチューバー(以下ライバー)たちの、GTA(グランド・セフト・オート)V・オンラインのコラボ企画です。

GTAに導入されているFiveMと呼ばれるMODを使い、にじさんじ用にチューニングして、ライバー達だけでロールプレイを行う企画です。

GTAやらRPサーバの説明ははしょりますが、簡単にいうと、警察や医者といった一部のNPCの役割を、プレイヤーがなり切って遊ぶんだと思ってください。

GTAといえば、一回はやったことあるんじゃないでしょうか。街中で車を爆走させ、発砲させまくる無法地帯。
そして警察に捕まえられたり、医者に治療してもらったり…と、言った具合で、圧倒的な自由度で楽しめる人気シリーズです。



何が凄かったのか

最大の特徴は、規模が凄まじかったことです。

参加ライバー115名とも言われており、ファンからは『目が足りない』と言う声が、イベント期間中終始聞こえていました。


YouTubeJAPANからも注目されるなど、かなり話題になっています。


 


単に沢山集まってすごいということではありません。これは、にじさんじにとって、非常に大きな一歩と言えるでしょう。


何が大きな一歩か。

それは、期間限定といえ、配信へ強烈に誘導できたことと、別ライバーのセールスをスムーズにはかれたこと。2つの意味で、リスナーの囲い込みに成功したということです。 


これまでのゲームコラボといえば、少人数か、マリカ・スマブラ・麻雀のような対戦ゲームが主でした。

しかし、対戦ゲームは負けたら終わりですし、なおかつ得手不得手が強烈に分かれます。


だから、そのゲームそのものや、そのゲームが得意なライバーを推す人からすればずっと楽しいものの、必ずしも参加した全ライバーに見所があるわけではありません。

それに、いわゆる推し以外を見る必要性が薄く、視聴者の興味を別のライバーに広げることは難しいです。



今回のGTAが話題になったのは、

①決まったストーリーがないので、展開が全く読めないこと(ずっと追いたくなる)


②対戦ゲームと違い、初心者ライバーでも簡単に入り込めること

(参加人数が増えるし、見てる側も単純に楽しい)


③医者や警察などのロールは個人単位で選ぶので、ユニットや日頃のコラボとは違う珍しい集まりの配信になること

(EN=海外勢を含む多くのライバーが登場)


④ ①~③がうまくはたらき、『にじさんじならではのドラマ』が生まれること


⑤結果、視聴者は新人や海外勢を含む多くのライバーに引き込まれること


というような点があげられます。


このように多くのライバーをからませ合い、そこに視聴者を引きつけるのは非常に大変です。

大型ライブやイベントなど、膨大な労力がかかります。


もちろん、今回主催となった叶・星川サラとスタッフの労力は凄まじかったと思います。しかし、そこで生まれるドラマは、それぞれの参加ライバーの活動の結果であり、企画や台本はありません。


警察署長・警察副署長がキャバクラで26億円の無銭飲食を働いた『26億円事件』や、ポンコツだらけの麻薬カルテルの活躍。キャバクラに飲まれる整備士など、台本にない面白ポイントは本当に無限でしたし、それらが同時並行的に起こるのです。


極めつけは、ゲーム中で月ノ美兎が勝手にアングラ闘技大会を開催するなど、企画の中で勝手に企画がうまれる始末。


生まれた莫大な魅力・コンテンツ(にじさんじとしてのメリット)にくらべれば、かかったコストは限りなく少ないと言えるでしょう。



これは、にじさんじのような大型事務所が持つひとつの大きな強みが明らかになったと言えます。

どの事務所も、人気ライバーはいます。しかし、どうしても新人には目が行き届かないものです。

それが、この企画なら自然と、楽しく視聴者に色々なライバーを宣伝できるってわけです。


GTAのような、相性が良く自由度の高いゲームと次々コラボしていけば、ライバルを圧倒できるかもしれません。


ぜひ興味が湧いた方、切り抜きだけでも見てみてくださいね~

 



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