Wais-Ⅲとは、発達障害の診断時に用いられる知能検査です。
あくまで、この検査で発達障害と即診断されるわけではなく、
その人個人の能力の傾向(得手不得手)が分かります。
Wais-Ⅲによる検査は約90分間行われ、自分も受けましたが
受けた後はだいぶくたびれてしまいました。
発達障害の人は、このWais-Ⅲの検査において、各項目の能力間に
凸凹が見られます。
つまり発達障害の人はできることとできないことの差が激しく、
いくら知能が高くても、苦手な凹の部分が足を引っ張り、
学習や仕事で支障を来たしている場合もあります。
知能が高く、難関大学を卒業しているアスペルガーの人でも、
能力間の凸凹が著しく、就職で苦労している人もいます。
なので、Wais-Ⅲとは、検査の結果からその人の得意分野を見つけると同時に、
どんな職に適しているかなどを探るために実施されている検査とも
いえます。
Wais-Ⅲは発達障害の人が社会貢献していくために実用的な検査だと自分も思います。
この検査の具体的な内容についてまた次回紹介したいと思います。