先月日経xtrendだったか、日経xtechで衝撃を受けたことを覚えている。驚いた点としては漫画やアニメのIPの体験価値を最大にするのにデジタルを利用して促進している点だ。グッズ販売や進撃の巨人のオンライン展覧会などもすばらしい事業だがそれ以上に目を見張ったのはデジタルコレクティブというサービスである。デジタルコレクティブは

 

”持ち主だけが参加できる特別なイベント。保有者だけが注文できる特別なアイテム。これらの体験によってファンは彼らの愛する作品を、よりパーソナライズした形で楽しむことができます。作品との繋がりを深めるだけでなく、ファン自身の個性と、各々の愛を反映する一方で、その愛を形にする楽しみを提供します。”(Anique HPより引用)

 

NFTのようなデジタルアートに所有権を付与できる技術が使われていると考えられる。前々から思っていたがNFT利用のポテンシャルが高いのはIPではないかと思われる。漫画やアニメはまさしくIPの宝庫であり、どのIPにも一定のファンがいる。原作が終了してもファンにとって作品のIPは一生物の宝物である。しかし、原作が終了してから何年かすると相当人気でない限りどこかでグッズやイベントなどに終わりが来てしまう作品もあると考えられる。人気でない作品が必ずしも駄作であるとは限らず、誰かにとっては必要な物となる。

 さて、こうした問題意識をもっていた私は以前もアニメ・漫画・ライトノベルが今後も成長し続けるためには何をするべきかを考える 1日目(2)で既存の表現媒体に縛られることなく、持続的に続く方法を考えようとしてきた。日経の記事でaniqueという会社を知ったとき私はまさしく自分のしたい・するべきだと考えていたことを実行さていたと心底驚いていた。もちろんaniqueという会社が渡しのような問題意識を持っているかはわからないが私はこの取り組みがアニメ市場をよりよくする試みであると思うのは確かである。

 

引用元

Anique(アニーク) | デジタルなのに世界にひとつ(2024年3月10日閲覧)