ヒロイックエイジを観た | Anime Watcherのブログ

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そこに出てくるヒロインは慈悲深く、その時代の人たちの中では抜きん出た能力で人間達をリードして、宇宙の他の種族と交流する。


国際法の戦争の概念において、大量虐殺(ジェノサイド)や戦意のない人々・戦勝の見込みが絶対的にない人々へ対する戦争行為はCriminal against humanityとして評価されない・・・と言うか、最悪の結論をその国が敗北したときに課される。


このストーリーは、そういう感情を非常に押さえたポイントをヒロインを通じて発しているから、驚きました。


現在のシリアがなぜ戦争抑制の圧力を受けているかと言うと、ガス兵器を使い、その国の国民も敵も吸い込めば死に追いやられる戦い方をしている。これは国際的には、大量虐殺として評価されない闘い方となっている。しかし、場所柄、その国が戦争へ発達しないように国連を始め、非常に神経質になっている。また、背景に大国たちがあり、その大国たちは他の国々と敵対しているので、第三次世界大戦になりかねないなどの考慮がある。



そういう図式と置き換えると、鉄の国やその他の国は国家であり、その場面は宇宙だけれども、世界の平和の様相を大きくした感じがあり、その国際戦争の間で戦争倫理をよく表に出したストーリーだと思った。


今に珍しく、倫理が前面に出ていて、戦争時のICCなどで審議されるポイントを踏まえていると思う。