おはようございます。
自己実現を繋ぐ
心理カウンセラーの井手章紀
(いであきのり)です。
同じような言葉を言われても
Aさんなら素直に受け取れるけど
Bさんだと何かイラっとする
みたいなことってありませんか?
また同じ人からの言葉でも
その方に余裕があるときと無いときで
全然違う言葉に聞こえることってありませんか?
私たちって言葉で話しているように見えて
実際はそこに込める思い、所謂エネルギーで
会話をしているのだと私は感じます。
そして、そういった思いというのは
表面上で感じていなくても
無意識に受け取っているものです。
それが心からのアドバイスや助言、感謝なら
それはその方の力になりますし
それが一方的な思いのはけ口としての言葉なら
それは言われた相手の力を奪ってしまうでしょう。
そして、その込めたエネルギーというのは
どういう形であれ返ってきます。
それを見事に教えてくれることが
最近私の身にもありました。
ブログに少し登場していますが
私は猫を飼っていて、この前その猫が
悪いことをしていました。
その時、私も余裕がなく
ついカッとなってイライラのままに怒ってしまったのです。
その後用事があって
家を出たのですが、その出先で
今度はそれと似たような思いというのを
別の誰かからぶつけられてしまいました。
その際結構苦しかったのですが、
ふと家での出来事を思い出し、
「あ、さっきぶつけちゃってたな」と理解。
それから用事が終わって家に帰った後
猫にごめんなさいしました。
今回の件、
そもそも猫が悪いことしたのが問題じゃないの?
と思われるかもしれませんが
そうではありません。
やはりその時の怒り方です。
相手を思い、心から叱るのか
自分の感情の赴くままにエネルギーをぶつけるのかでは
その後の現実は大きく異なっていきます。
結果からして今回の一件は
そのことを理解する、とても大切な経験でした。
勘違いしてほしくないのですが、
今回の話、エネルギーをぶつけること自体が
悪いことという話ではありません。
ただ、エネルギーをぶつけるということは
ぶつけられることもセットだということ、
そして、これは誰しも
やってしまうことなのだということを
心にとめておいてください。
そうすると、もし仮に
相手からエネルギーをぶつけられても
同じようにイライラしてぶつけ合うのではなく
「自分もやってしまうことあるしなあ」と
相手に対して理解を示したり、
「最近自分も誰かにぶつけて
しまっていないかなあ」と
自分を振り返る出来事に
変えることができますよ。
人間ですから絶対イライラしないとか
エネルギーを絶対にぶつけないというのは
不可能です。
ただ、不可能だからこそ
相手が同じことをしてもそれに対して
心から理解を示すことができるのだと
私は思います。
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