おはようございます。

 

自己実現を繋ぐ

心理カウンセラーの井手章紀

(いであきのり)です。

 

 

皆様は揺るぎない強さを

欲しいと思ったことはありませんか?

 

 

どんな時もへこたれることなく

強い意志を持って進む、

 

そんな強さを誰しも

一度は望んだことはあると思います。

 

 

私もずっとそういった強さに

憧れていました。

 

 

何事も不安なく進む自分とは正反対、

そんな強さを求めていました。

 

 

しかし、そのような強さが

見つかることはありませんでした。

 

 

一時的には見つかって

これで自分は変われるんだと

思い込んだ時期もありますが、

 

結局すぐにその強さは崩れ去り

それまで以上に不安に押しつぶされることを

 

繰り返していました。

 

 

そして、ある時

そもそもそのような強さは無いのだと

気づきました。

 

 

正確にはそういった強さが

「外」にはないことに気づきました。

 

 

 

 

揺るぎない強さとは

目の前の起こった現実を

 

自分の中で大きくして

自分や他の誰かを不安にさせることもなく

 

また小さくしたり無かったことにして

そのことを誤魔化すこともなく

 

ありのまま在った現実を

淡々と認め受け入れて

 

そこで芽生えた感情を

ありのまま感じることができることだと

私は思います。

 

 

私達は目の前に起こったことに対して

受け止めたくない感覚が芽生えた時

 

そのことを自分の中で

どうにかしようとしてしまいがちです。

 

 

たとえば原因を徹底的に追及して

声を荒げて自分や他の誰かを攻撃したり、

 

自分で全てを抱え込んで

不安と恐怖に押しつぶされたり、

 

本当は不安なのに「大丈夫、大丈夫」と

何度も自分に言い聞かせて

自分の心の声を黙らせたり、

 

こういった目の前の起こった現実に

ありのまま向き合わない方法です。

 

 

こういった解決は物事の本質を見失います。

 

 

解決に本当に必要な選択が

できなくなってしまったり

 

また解決するのに多大な時間が

かかってしまうことがあります。

 

 

これらは不安を大きくしたことで

そういったことはイメージできるかもしれませんが

 

小さくしたり無かったことにするのでは

イメージが難しいかもしれません。

 

 

しかし実際は不安を小さくしたり

無かったことにするのも本質は同じことです。

 

 

小さくしたり無かったことにして解決できたとしても

そういった引っ掛かりの積み重ねは

 

少しずつでも着実に

自分の選択肢を狭めていきます。

 

 

自分がこれだと思うことも

そもそも感情を抑圧していくため

 

思うような選択を自分が肯定できず

結局、上記に上げたような問題が

出てきてしまいます。

 

 

つまり、どっちに転んでも

目に見える人や物は変わってくるかもしれませんが

 

本質的には何も変わらず

結果現実は生きづらいものになっていきます。

 

 

では、どうしていくことが

生きやすくなるかと言うと

 

現実の大小を変えて自分を誤魔化すことをせず

ありのままその現実を認め受け入れていくことです。

 

 

目の前の現実の大小を変えようとしてしまう時

私達は無意識に見たくない、感じたくない感情を

避けようとしています。

 

 

ですが、大小を変えた所で

その避けようとしている感情が消えることはありません。

 

むしろ、増えていきます。

 

 

この感情を減らしていくには

その感情としっかり向き合い

認め受け入れて感じていくしかありません。

 

 

誤魔化しは一時しのぎとしては有効ですが、

長い目で見ると生きづらさしか生みません。

 

 

 

 

だからこそ生きやすい人生を

進むためには

 

最初に挙げた

ありのまま現実を認め受け入れて

その際に出てきた感情を感じていく強さが

 

必要になっていきます。

 

 

そして、この強さというのは

誰しも一人一人欠けることなく持っています。

 

 

そういった強さと言うのは

どうしても「外」に在るように見えてしまいますが

 

逆に「外」にその強さはありません。

 

 

自分自身の「内」にしか在りません。

 

 

「外」にあるように見えているその強さは

掴もうとすると

 

一時的には掴めているように

感じられるかもしれませんが

 

すぐに簡単に崩れてしまいます。

 

 

「外」に強さがあると思っているうちは

必ず不安がついて回るものです。

 

 

不安に振り回され

また、「外」の強さを求めて、崩れてを

繰り返してしまいます。

 

 

しかし、「内」にある強さを認められると

不安になることはあっても

不安に振り回されることはありません。

 

 

しっかりと不安を見て感じているため

それ以上その不安から

何か派生した感情が生まれないからです。

 

 

このように聞くと簡単で

有用性もはっきりとしているから

是非やりたくなった方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

実際とても簡単です。

準備と言うのは何もいりません。

 

 

ただ、やってみると分かるのですが

これを避けたくなります。

 

他の方法を模索したくなります。

 

 

なぜなら自分の「内」に強さが在ることを

認めたくないからです。

 

 

自分の「内」に強さが在ると認めるということは

「外」にあると思い込んでいた強さを

手放すということでもあります。

 

 

「内」なる強さに気づくということは

もう「外」の幻の強さに逃げることはできません。

 

 

それはとても怖いことなのです。

 

 

「外」にあると思い込んでいる頃は

自分自身の感じたくない感情の責任を

放棄できていました。

 

 

そういった感情から目を背けても

別の何かが解決してくれると

どこかで思い込むことができるからです。

 

 

しかし、本当の意味で

何かが解決してくれることはありません。

 

 

でも、人はその幻想を求めて

見たくない、感じたくない感情から

逃げようとしまうのです。

 

 

そこまでと思われるかもしれませんが

感じたくない感情を避ける為なら

どんなことでもします。

 

 

たとえ感じないことで

自分の現実がドンドン苦しくなっても

 

その感情を感じた先に

幸せがあると分かっていても

 

感じたくない感情を感じることは

とても怖いことなのです。

 

 

しかし、今はそうして避けた分

さらに現実に影響が出てくる時代になりました。

 

 

この時代では内なる強さが

自分の中に在ることが認められないと

 

生きづらさは目の前の現実に

さらに如実に現れていきます。

 

 

だからこそ、もう「外」の強さが

幻想だと気づかれた方から

 

その生き方を手放してみて下さい。

 

 

最初は見たくない感じたくない感情を

感じることにとてつもない恐怖心が

出てくるかもしれません。

 

 

それらを一気に感じる必要はありません。

 

 

少しずつ、ありのまま感じることを

意識してみて下さい。

 

 

それを繰り返していく中で

自分の「内」にありのままの感情を感じる感覚が

思い出されていきます。

 

 

それが揺るぎない強さに気づく第一歩です。

 

 

また、揺るぎない強さとは

揺らがない強さではありません。

 

 

揺らぐことは人間だからあります。

揺るぎない強さはそれすらも受け入れています。

 

 

揺らがない強さを求める時

それは恐れから求めることがほとんどです。

 

 

でも、そういった恐れすらも

ありのまま在ることを認め受け入れ感じられていくと

揺るがない強さは必要ないことに気づいていきます。

 

 

そして、揺るがない強さ

さらには揺るぎない強ささえも求めなくなっていきます。

 

 

強さを求めなくても自分で感情を感じることで、

必要な選択ができることを知っていきます。

 

 

仮にそれが揺らいでもそれすらも受け入れている

強さを求めなくても自分の中に在ることを知っている

 

これが揺るぎない強さが揺るぎない所以なのです。

 

 

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