おはようございます。
自己実現を繋ぐ
心理カウンセラーの井手章紀
(いであきのり)です。
他人の感情を貰う、
少し聞きなれない言葉かもしれません。
一般的にエンパスと
言ったりするのですが
これに関しては
私自身まだ内容は
勉強中で完結に説明できません。
(気になる方は検索してみて下さい。)
そのため今日は
専門的な話と言うより
私自身のエピソードと
その時の対処法を
お話しようと思います。
先日、友人と電話で
何気なく雑談をしていたのですが
その内容が
友人の今置かれている
少し苦しい状況の話でした。
私自身も聴いていて
少し苦しくなりました。
心が苦しいというのも
そうですが、
何だか段々身体も苦しくなってきました。
まるで、私がその問題の
当事者であるかのような
苦しさでした。
電話を切ってからは
身体は少し楽になってきたのですが、
それでも少しモヤモヤ。
そして、もしやと思い
「これは私の問題ではありません。
友人の問題です。」
と唱えると身体は
落ち着きを取り戻していきました。
これが先日の出来事です。
これ、解説すると
脳の中で
私と友人の問題が区別できていない、
時に生まれる現象です。
友人の苦しいエピソードで
自分が同じ立場なら
「胃がキリキリするなあ」と
思っていたら本当に
胃がキリキリしてきましたから。
そして、冷静になってみると
「あれ、これ友人が
抱えている問題だよね?
どうして、私がここまで
苦しくなるんだろう?」
と不思議に思えてきます。
これは友人の感情を
貰ってしまって、
私がまるで同じ立場のように
身体の状態まで変化させてしまっている
そんな状態です。
これ、確かに人の痛みが
分かるっていう意味では
凄い優しい力なんだけど
これを普段の生活で
いつの間のか使ってしまうと
相当苦しくなります。
見境なく相手の立場に立って
現実にはない苦しみを受けてしまうからです。
じゃあ、そんな時はどうすればいいか。
エピソードの中でも
書いてある通り
「自分と相手は別の人だよ」って
脳に教えてあげることです。
当たり前のように見えますが、
この共感能力が働いている時は
それを忘れてしまっています。
頭の中で相手の事なのに
当事者が私であるかのようにね。
結構まじめな方は
「いや、この相手の話を
聴いていることに何か意味がある。」
とお考えになるかもしれません。
この問題に反応した自分の問題だ、とかね。
確かにその考え方も大切です。
ただ、そのように考えるなら
なおさら相手の問題を
自分と切り離してから
考えることをお勧めします。
相手の問題と自分の問題を
ごちゃごちゃにして考えると
脳はパンクしてしまいますし、
身体も苦しくなります。
ただ、苦しいだけの状況に
身を置くというのは
自分を攻撃しているのと
同じことですからね。
自分の問題は自分の問題、
相手の問題は相手の問題です。
ここはしっかり線を引いてください。
それが境界線を引くということです。
境界線があいまいですと
それが自分の事なのか
相手の事なのかが
どの分野でもわからなくなります。
いつの間にか
場の空気に呑まれていたり
相手の言葉一つで
自分の考えを
コロコロ変えてしまったりね。
私がよくお伝えしている
自分軸を育てるとは
自分と相手に
しっかり境界線を引くと
いうことでもあります。
境界線をしっかり引いてください。
自身の健康を大切にしたり
自分を生きるために
それは欠かせないことですよ。
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