ぬらりひょんの孫」。何ともユニークな発想の作品です。
これは、週刊少年ジャンプで大絶賛連載中の作品のアニメ化です。

中京テレビで2010年7月6日に見ました。
他、BS11でも放送していますが、こちらは何と、アニメでは珍しい(他の番組でも非常に珍しい)、常闇枠と宵闇枠があり、毎週深夜と毎週夕方で(内容は同じ)放送しています。


「妖怪軍団」の総大将、ぬらりひょんの血を受け継ぐ中学1年生、「奴良リクオ」を主人公に、人間と妖怪の日常を描いた怪奇ファンタジーです。
ぬらりひょんといえば、ゲゲゲの鬼太郎でも最強の敵の一人として有名ですが、ここでのぬらりひょんは敵ではなく、当然ですが鬼太郎も関係しません。


奴良リクオは、ぬらりひょんの血を受け継ぐクォーター、奴良組の三代目候補です。
原作によれば、名前の由来は「ぬらりひょんのクォーター:ぬらりくお」となったとか。
リクオの住む奴良組には多くの妖怪が一緒に住んでいて、本作品では、そのドタバタした日常なども描かれています。

普段、昼間のリクオは、運動神経が良くて気のいい普通の中学生なのですが・・・
夜になり、ひとたび血が目覚めると、長身でカッコいい妖怪の姿に変身します。
といっても、今はまだ自由に変身できるわけではなく、しかも・・・人間の時は、妖怪の時の記憶が今はありません。

ぬらりひょんは、三代目を継いでほしいと願い(二代目であるリクオの父:鯉伴は既に他界)、普段からリクオを諭してはいますが、リクオにその気はなく「人間として生きる」と言い張っています。
ここでのぬらりひょんは、かつての「闇世界の主」と呼ばれていた頃の妖怪ではなく、今では無銭飲食に力を使うなど、せこい妖怪になっています。
とはいえ力が衰えたわけではなく、年老いた現在でも、リクオの妖怪時の力よりも上だと言われています。


メインキャスト

奴良 リクオ(ぬら リクオ):福山潤
ぬらりひょん:大塚周夫
雪女(ゆきおんな)/及川氷麗(おいかわ つらら):堀江由衣
青田坊(あおたぼう):安元洋貴
牛鬼(ぎゅうき)/梅若丸(うめわかまる):中田譲治
清十字 清継(きよじゅうじ きよつぐ):谷山紀章
家長 可奈(いえなが かな)平野綾
花開院 ゆら(けいかいん ゆら):前田愛
首無(くびなし):櫻井孝宏
牛頭丸(ごずまる):吉野裕行
馬頭丸(めずまる):保志総一朗
鴆(ぜん):杉田智和

これだけでも充分すぎるほど豪華なのに、他にも、豪華声優陣が多数登場します。
登場する妖怪は大変多いです。


主人公であるリクオを演じるのは、福山潤くん。
原作をご存知ない方は、ぜひ公式サイトでリクオの妖怪時の姿を見てほしいのですが、見た瞬間に「この役はあの人しかいない!」と思うほど、ぴったりな役だと思います。


先のお話はある程度知っていますが、すごく面白い展開ですので是非アニメを見てほしいです。