今は昔、竹取の翁といふ者ありけり。
野山にまじりて竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり。
名をば、さぬきの造となむいひける。
これは有名な竹取物語の冒頭部分ですね。
成立年、作者ともに不詳。日本最古の物語といわれる。
こんなにも素敵な素敵な物語が何百年も昔にあったんだと思うと
やっぱり、時は繋がっているんだなということを実感する。
変わったことも沢山沢山あるが、その中には
変わらないものも存在するのだと。
そこでちょっと前に私が出会った本。
『いまはむかし――竹取異聞』 安澄加奈著
日本最古の物語が生まれる瞬間に立ち会う少年少女たちを、
瑞々しく描いた、心揺さぶるものがたり。
あらすじ
平城の都で名高い武将を父にもつ17歳・弥吹(やぶき)は、
武官になる宿命から逃れるため家を飛び出す。都を離れた弥吹が、
行き着いた海辺の里で出会ったのはふたりの不思議な少年たち。
ある目的のために旅を続ける「月守」の少年たち。彼らと行動をともにするうちに、
弥吹は次第に「かぐや姫」に関わる壮絶な運命の渦へと巻き込まれていく――。
まず、解釈がすごい。
私は、ただ存在する物語を読んで飲み込んだだけだった。
こうも自由に解釈出来るとは…。
内容もすーっごく面白く、
1人1人の登場人物がとっても魅力的で。
素直で真っ直ぐで力強くて。
素敵な素敵な和風ファンタジーだと思いました。
私は、やっぱり翼(たすく)にひかれます。
気楽な感じだけど、やっぱり仲間想いで輝いているところに。
阿生は、もう大好きすぎる。
といいつつ、
運命を変えた彼らに私は沢山の勇気と素敵な心を貰いました。
ぜひ沢山の方に読んでもらいたい1冊です。
