グリザイアの果実、ついに完全制覇!!
……というか、ちょっと前には終わってたんですけど、なかなか書くヒマが…^^;
いや~…でもここまでホントめちゃくちゃ長かったわ……。
ともかく最後の一人、周防天音ルートクリア!!
これはキツイ……。
噂には聞いてたんで、ある程度は覚悟してましたが、個別ルートではダントツでキツイです。
個別ルートに入ってからの前半戦は、ぶっちゃけただのイチャラブですww
エロシーンも多い!!
てか多すぎる……。
正直なところ、こういうシナリオ重視のゲームの場合、エロシーンってダレるんで、あんまり好きじゃないんですよね~……。
まぁ1、2回あればいいかなぁと……4回はちょっと多すぎる。
で、このイチャラブが一通り終わった後、舞台は天音の過去……バスの転落事故へ遡っていきます。
天音の過去のお話なので、ここから先は主人公である雄二の出番はほとんどありません。
そのかわり、物語のメインである当時の天音と、雄二の姉であり、天音の同級生でもあった”風見一姫”の二人を主軸にして進んでいくことになります。
バスの転落事故により始まるサバイバル生活。
正直この発想自体が凄いと思った。
別にジャングルの奥地とかそういう場所じゃない。
すぐそこには人が住んでおり、ごく当たり前の日常の中で、ごく普通に人が生活をしている……日本に普通に存在するような、そんな小さな森の中での出来事。
富士の樹海などもそうだが、日本にも遭難してしまうような密林というものは確かに存在する。
それだけにもの凄くリアリティーがあり、何とも言えない恐怖心が湧き上がってくる。
そして、ここにきて本格的に登場した雄二の姉”風見一姫”。
めちゃくちゃ良いキャラです!
ヴィジュアルも可愛いし、もっと冷たい感じのキャラかと思ってたら意外と茶目っ気があるし。
むしろ、天音よりも一姫のほうが存在感があったような気がします。
あの劣悪な環境でもブレない天才っぷりは凄まじいですねww
流石は雄二の姉と言ったところでしょうか。
で…更にこのルートにキツイところは、とにかくこの劣悪な環境を事細かに描写してるところなんですよね…。
カタツムリを食ったり、怪我人の傷口から蛆が沸いてきたりと、まぁ気持ち悪い描写が多いです。
そして、極限状態に陥った人間の恐ろしさなんかも怖いくらいに伝わってきます。
転落事故に遭ったバスケ部のメンバー……正確な人数は忘れましたが、確か10人くらいは居たような気がします。
序盤の頃は、”皆で力を合わせて頑張ろう!”というノリだったんですが、極限状態が近づくにつれ、コレが段々
と壊れていくわけですよ……。
バスケ部メンバーの飼い犬が死んだ時とかは、本当にキツかった……。
昨日までは可愛がってた飼い犬の死体を、焼いて切って食ってしまうんですから…。
まぁ…これも一姫が言い出したことなんですけどね^^;
けど、プレイしてると”俺も遭難したら、自分の飼い猫喰いたくなるんかなぁ…”とか考えちゃうとやっぱ気持ち悪いですよ…。
さて、ここまでもキツイけど、こっから更にキツくなっていきます…。
物語が終盤に差し掛かってくると、バスケ部メンバーの中から、狂っていく者や死んでいく者が出てくるようになります。
ただゲームをプレイしてるだけの身である俺ですら、”これもう死んだほうが楽なんじゃね?”と思えるくらいに過酷でエグイ……。
今までいろんなゲームをプレイしてきましたが、学園モノのヒロインでここまで壮絶な過去を持ってる娘もなかなか居ないんじゃないだろうか?
そして、メンバーが次々と死んでいく中、生き残っている人達はこんなことを考えるようになります。
「あの娘の肉も食べれるのかな?」
めちゃくちゃ怖い!!
なまじテキストの完成度が凄まじいせいで妙に現実感があるし、恐らくこんな環境で生活してたら、自分もそんな発想をしてしまいそうなのが伝わってくるんですよ!!
そして物語終盤……個人的にこの辺りが一番怖かった…。
バスケ部の部長と顧問が森の中から持ち帰ってくる鹿や野うさぎの肉……。
夜中にこっそりと部長の後をつけて行ってみれば、死んでいった友人達のバラバラ死体が……。
つまり、メンバー達が食っていた肉は、友人達の人肉だったと……。
この辺りになると、天音と一姫以外のキャラは皆壊れてしまっています。
生き残るために、友人達の肉を貪り、更には天音と一姫を喰うために襲い掛かってきます。
一姫は狂ってしまった仲間達のことを”鬼”と呼んでいましたが、まさにその通りです。
ここまで力を合わせて頑張ってきた仲間達が自分の肉を喰うために襲ってくるんですから……これほどの恐怖はないでしょう。
この状況……言ってしまえば”暁の護衛”の禁止区域によく似ています。
ですが、禁止区域は漫画的な分フィクションとして見ることが出来ましたが、この天音ルートははっきり言ってかなり生々しい。
なので、”もしかしたら現実でもこんな出来事が起こってるんじゃないか”という変な恐怖感が湧き上がってきます。
ここでは細かく語られていませんが、この後、恐らくは”鬼”達がお互いを喰うために殺し合いを始めたであろう描写がされています……。
さて、この密林からの生存者は天音ただ一人……。
一姫は天音を逃がすために、”鬼”達の囮になり、表向きにはここで死亡したということになっています。
おそらくこの天音ルート、「グリザイアの迷宮」「グリザイアの楽園」とプレイしていく際に、もの凄く重要になってくるんじゃないでしょうか?
というのも、たぶん一姫は生きているであろう描写があるんですよね。
天音の過去が終わって、舞台は再び現代に。
こっから先はまぁ…正直あまり印象に残っていません。
とりあえず死んだ部長の父ちゃんが天音を逆恨みしつつライフル持って襲ってきます。
ちなみに、このおっさんが言ってたハンティングスクールのインストラクター……右目が潰れるまでは最強の狙撃兵だった人物って、間違いなく”師匠”ですよねww
麻子さん随分と鬱陶しいヤツに銃を教えてくれたなww
エンディングはまぁ…ハッピーエンドのような、そうでないような…?w
普通にいけばハッピーエンドのはずなんだけど、あんな細かくやらなくて良いよww
鬱になるからww
というわけで、やっとこさ「グリザイアの果実」を完全制覇!!
いや~ホントにメチャクチャ長かったわww
暁の護衛とはえらい違いww
頑張れば一本に纏めることが出来たであろう暁とは違い、こちらは3分割するのは妥当なところだと思う。
そもそも、ゲームっていうのは企画段階で、ある程度容量を制限されますからね。
”グリザイア”の序章である”グリザイアの果実”だけでこのボリュームでは、これを1本に纏めるのはほぼ不可能でしょう。
これを分割商法と言ってしまうのは、流石にメーカーが可哀相です。
さて…やっとこさ”グリザイアの迷宮”に突入出来ますねw
ソフトは既に手元にあります!!
さっそく始めるとしますかねw