オススメ度 ★★☆☆☆
細田監督によるアニメ映画。
「おおかみおとこ」との間に生まれた姉弟の成長のお話。
親子をテーマに、娘が母親の半生を語る形で綴られている。
ファンタジーを取り入れながらもテーマに沿った内容であり、母と子供の様々な決断のリアルさと非日常さが混在していた。
子供、恋人持ち、親、といった多くの層に共感が湧く部分があるお話なのは、なんとなく理解できる。
自然と田舎の雰囲気と、背景の描写は素晴らしく美しく彩られた内容、といえば聞こえがよく、人によっては傑作にもなり得るが、私は性格が悪いのか、めっちゃくちゃツッコミ所が多すぎて大変だった。
正直私は内容が薄すぎると感じる。
オオカミとの間に生まれた子をなんやかんや苦労して育て、子供たちはそれぞれの想いを胸に成長していく…といったストーリー展開なのだが、そもそも自動自得感が半端なく、私はそこから感情移入が出来なかった。
父親に対しても、弟に対しても納得した理由が分からず仕舞いで身勝手に思え、キャラへの好感や共感度が低すぎるのも、物語に入っていけない要因。
また、ナレーション仕立てなのが盛り上がりに欠ける一つ。
唯一はっきりしたことは「母親は強い」。
結論：よく分かんなかった。
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