オススメ度 ★★★☆☆
『後宮小説』を原作とするアニメ、80分くらい。
否かに住む少女が、軽いノリで国の期先候補に志願し、様々な騒動に巻き込まれていくお話。
ジブリ関係者が多くかかわっている。
アニメなんだから本職の方が声を吹き込む方が絶対にいいと思うのだが、それは今に始まったことではないので諦めて
短い尺ながらもポイントを押さえて上手く纏めた点は良かったところ。
最初は少女の軽い気持ちからの始まりだったが、そこからの成長は見て取れたし、ストーリーもシンプルで勢力関係のごたごたもそれなりには描かれていた。
ただ、勿体ないのが、これだけ良い材料が揃っているのに尺が短すぎることで、サクサク行き過ぎィ!
もっと泥臭さや感情の動きなど、掘れば掘るほどダシは出るだろうが、そこら辺は全て省かれているので味気ないアニメになってしまった。
キャラに感情移入しづらいので、感動が薄れてしまったのだと思う。
一人の少女の成長ドラマとしては、見ごたえはそれなりにあるのでしょうか。
ラストがあっけなく終わってしまって残念でした。