オススメ度 ★★★★★
原作は漫画、1期全13話+OVA2話、2期(昭和元禄落語心中 -助六再び篇-)全12話。
戦前からバブル以降まで、 同門関係・色街と男女・疑似家族・ファンなどが絡まりながら、 男達の話芸・落語への存在のかけ方が描かれる。
落語が題材となっており、落語シーンが多いアニメである。
そのため全体的に地味であり、しかもストーリー(特に1期)が暗い。
しかし、その中にも様々なテーマや人間ドラマがあり、心を揺さぶられるほどに丁寧な感情表現が織り込まれていた。
何と言ってもこのアニメの魅力は「落語をする声優陣」である。
特にこの3名。
・関智一
関智一は元々落語家に弟子入りしており
「落語をやっているから(役の)オファーがあったのかと思っていたらそうじゃなかった」「さすがに練習した」とコメントしている。
・山寺宏一
「必死のオーディションで勝ち取った」
私は落語に関しては完全ににわかなので、声優さんの演技にただただ圧倒されただけだが、
「落語を演じるという点においては、関智一が上手い
落語家を演じるという点では石田彰と山ちゃんがさすがって感じかな
山ちゃんと石田彰は練習の賜物だと思う」(寄席に行くくらい落語が好きな友人談)
落語だけではなくストーリー面でも面白く、2期の終盤はボロボロに泣きながら見ていました。
さすがに落語を聞きながらここまで泣くとは思わなかったです。
人によってはものすごく退屈になるアニメ。向き不向きはあると思います。
落語は今まで触れたことがない世界だったが、私はその世界にどっぷりと浸かれました。
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