皆さんこんにちわ、G-PENです。
最初の投稿1回目は、最近話題になった「けものフレンズ」について
独断と偏見で紹介します。
一体、何故あそこまで話題になったのか良くわからない人には特に
読んで頂ければと思います。
この記事は殆どネタバレはしておりませんが、ミステリー
要素を含む作品の為、驚きを最大限に体験したい人は、
アニメの1~3話くらまで一旦鑑賞してからこの記事を
読むことをお勧めしますので今すぐこの記事を
閉じてください。
また、3話まで鑑賞して気に入った場合は、そのまま最終話まで
見た後に考察サイト等で情報を整理してみてください。
理解出来ているつもりでも必ず発見や驚きが待っています。
(最初の1話目は退屈に感じますが我慢してください、
後で色々知った後に再度見直すと色々発見や驚きもあるのですが、
一見すると1話の前半は特に退屈に見えます。
(1話についても考察サイトで情報を得てから見直すと、
更なる理解と発見があります。)
◆作品キーワード
---大人向け要素----
・SF
・ポストアポカリプス的な世界観
・ロードムービー
・考古学的な発掘ミステリー(物語の行間から垣間見える事実の暗示)
--子供とマニア向け要素--
・王道のストーリー展開
・友情と成長の物語
・動物の緻密な生態を取り入れたキャラクターの動作表現や設定
・女の子と動物を混ぜた可愛らしいキャラクター(ケロロ軍曹の作者)
・小さい子供でも理解できるセリフやストーリー
(詳細で深い部分は考察が必要だがストーリーの理解には不要)
・パロディ要素無しのギャグ(本物の動物の生態のパロディはある)
◆この作品があなたにマッチするか?
大人であれば、ロードムービーやSFが好きな人はお勧めであると言えます。
一見するとファンタジーのような見た目の本作品ですが、完全にSFです。
またアニメの各話のエンディングには荒廃した建物や施設の写真が
描写されており、深くストーリーを暗示していますので、このような雰囲気が
好きな人もお勧めです。
・絵が気になる人へ
動画としての作画クォリティは低予算の為なのか高くはありません。
(全スタッフが10人少々)
絵柄も俗に言う萌え的な記号で描かれている為、気になる人は
気になりますし、キャラクターの動作自体も確かにぎこちないです。
しかし、登場キャラクターの動物の仕草の演出自体はとても
マニアックな習性が反映されているので、各キャラクターで
習性を知らないと見過ごして気づかないものが沢山あります。
例をあげれば、第1話でサーバルが主人公のかばんを
追いかけるのですが、直進は早いのに急に真横に曲がれない為に、
サーバルがかばんに中々追いつけなかったり、サーバルがさりげなく
距離を測る為に、左右に体を揺らしているなどの何気ない
演出があります。
そのような演出はトリビア的でとても新鮮に感じますので、
自然と本物の動物にも興味が沸いてきます。
つまり、宮崎駿なら作画のぎこちなさに激怒する可能性が
ありますが、その動物の生態に詳しい人ならあるある的な納得が
ある動作になっています。考察サイト等で解説を見て私も関心しました。
あなたに合うかどうかは、できれば3話まで見て判断することを
お勧めします。
見た目がダメな人も、好きとか嫌いというより童話を眺める感覚で
見ればさほど苦にならなくなります。
◆見どころ
何といってもストーリーです。主人公は一体誰なのか?
この世界はどうなっているのか?
過去に何があったのか?
最終的に主人公はどうするのか?
2人の友情の行方は?
それらの疑問を色々な行間や伏線から読み取る事で、
まるで古代の遺跡を発掘するかのようなワクワクした
気分を体験できます。
伏線は1話から最後に至るまで背景や、さりげない演出で
散りばめられており、前後関係の繋がりを考える程に、
よく練られていると感じます。
また退廃感たっぷりなSF的な世界を舞台として、主人公達が
旅を続けながら友情を育んで成長してゆくロードムービーにも
なっているので、SF好きやヒューマンドラマが好きな人にも
お勧めできます。
◆蛇足
もしも、けものフレンズを映画のアバターの見た目や世界観で
キャメロンが製作したらとてつもないSFになるのではないかと
想像したりします。
実に見て見たいですが叶わぬので自分で作るしか
ないんでしょうけど無理ですね。