昨日の記事で書いたとおり…
こけものZの中学校決定に関する異議申し立て・ヒアリング(審問会)ステージ2
が本日開催されました。
昨日と同様、Msoftのミーティングソフトを使用し、ビデオミーティング形式の審問会。
今日は、私たちが州の中学校決定機関に対し、Zが希望する中学校に入学する必要性がどれほど大きいかを納得させるべく、弁論する番です。
夫・野獣さんは職場では部下を多く持つマネージャーだし複数国のクライアント相手にプレゼンを行ったりもする人なので、喋りが苦手というわけではないのですが、とにかくフレンドリーに面白く話しを進めようとするあまり、余計な事も多く言う人なので、30分という限られた時間で要点を効率よく審議官に伝えられるか不安…
ってのもあり、我が家は弁護士を立てました。
この弁護士さんがここ3カ月の間ずっと、この希望中学校がZにいかに適しているか、論拠をまとめる仕事をし続けてくれました。
で、本番。
案の定、ミーティングが開始し、自己紹介する場になると…
夫・野獣氏による雑談が始まる…
こらこらこらと肘で突こうと思ったら、自粛しましたww。
まぁ、それで弁護士さんが代わって話しだし、次のような主張を。
・前日の学校側の主張に基づけば、この学校(I中学校とします)にZが入ることで学校に弊害が生じる可能性はほぼない。
・野獣家はI中学校の学区内に近々引っ越すので、この学校に受け入れられない理由はなくなる。
・Zの学業成績を鑑みるに、I中学校の進学率や教育方針が、受け入れが決まっている(行きたくない)N中学校よりも明らかにZの能力に見合っている。
・Zの特に仲の良い親友5人が全員、I中学校への入学が決まっており、ひとり違う学校になった場合の精神的ダメージが大きい(Z本人が3月の中学校決定発表の際どれだけショックを受けたか、自分でしたためたレターあり)。
・Zの両親はニュージーランドと日本出身であり、イギリス国内に家族・親戚は一切いない。よって、友人によるサポートが非常に重要である。Zの親友たちとはZが3歳の時からの家族ぐるみの付き合いがあり、普段から多くのサポートを受けている。これが疎遠になってしまった場合、様々な面で弊害が生じる可能性がある。
・I中学校にはGCSEの日本語コースがあり、半分日本人であるZはこのコースの受講を希望している。受け入れが決まっている(行きたくない)N中学校および近隣の他の中学校には日本語コースは一切ない。自身のバックグラウンドに関係する言語や文化の習得は、アイデンティティー確立という面でも非常に重要であり、これを逃した場合、彼の人生においても大きなマイナスとなる。
・I中学校に入れなかった場合、引っ越し先からN中学校への通学距離は相当なものとなり、本人および家族にとって大きな負担となる。
・以上の点から、I中学校にZが入ることで生じる弊害・悪影響はほぼないに等しいが、ZがI中学校に入れなかった場合にZに生じる弊害・悪影響は多大である。
どうだ!納得したか審議官さんたちよ!
とこんな感じで締めくくりました。
審議官からは当然、質問が。
「今学区外に住んでいて、もうすぐ学区内に引っ越すとのことですが、家の契約は済ませているんですか?契約を済ませて、確実に引っ越すという証拠書類は提出されてないようですが」
…それよ。
ずーーーーーーっと住宅売買のソリシターとやりとりし続けてて、いつまで経っても契約に至ってなかった、実に我らが住宅購入チャレンジ4件目の物件。
ザ・住宅購入チャレンジ1~3について、詳しくはこちら↓
ここ1カ月くらいでだいぶ進捗があり、異議申し立てのヒアリングの前に契約に至ることができるかと思いきや…
売主のソリシターがノロくて、ぜんっぜん進んでない…しかもうちのソリシターもそれをプッシュしてなかった…
で、2週間くらい前から野獣さんが猛烈プッシュし始めて、「ヒアリングの日程も伝えたし、この日までに契約済ませたいと何度も言ってるだろうがゴルァ」とまくしたてたら、やっと動き出した。
本当なら、ヒアリングの1週間前までにそういった証拠書類の提出は済ませて、その上でヒアリングに臨まなけれなならなかったんですよ。
で、昨日のヒアリング・ステージ1の時点で、契約はまだできておらず、売主が「売買完了の日付を決めるのにソリシターや引っ越し業者と話し合いをまだしている」などと言われたので、もう駄目だな、と正直思ってました。
でも、重要なのは今日のステージ2、ってことで、とにかく何度もメールして「今日の個別ヒアリングの申し立てに間に合えば何とかなるから、契約お願いしやす!完了日はもういつでもいいんで、とにかく契約してください!」と押しまくった。
結局、家の契約は「今日中にはできるはず」なのだけれども、中学校異議申し立てステージ2のヒアリングの時間には間に合いませんでした…。
で、ヒアリングの最中にダメ元で「今日中に家の契約できるらしいんですけど、契約でき次第、その証書を引っ越しする証拠として審議官に送っても大丈夫ですか」と聞いたところ、
「大丈夫です、最終審議は明日(水曜)の午後なので、朝までにZくんに有利になる書類はぜひ送ってください!」
と寛大な返答が!
そこでまた活気づき、私ら、ヒアリングが終わった後(あ、ヒアリング自体いい感じで、審議官たち納得したように頷いてて、質問も少なかったし、多少なりとも希望が持てる感触がありました)も、家のソリシターのほうへプッシュ、プッシュ。
「まだ間に合うらしい!今日中に何としてでも契約を成立させよ!!」
とせかし、ソリシターも不動産屋もみんなして売主さんのソリシターの尻を叩き…午後2時…なんとついに…
家の購入契約(エクスチェンジ)が成立しました!
1年越しの希望が、ついに叶った!!!
しかも、超ギリギリで、Zの中学校決定の異議申し立てに間に合うタイミングで!
コンプリ―ション=売買完了(要は、鍵の引き渡し)は6月末で合意しました。これで決まりです。
早速、州の決定機関にこのレターをメール送信し、「確かに受け付けました。ちゃんと審議官に転送しておきましたよー」と確認の返事ももらえました。
これで、学区内へ引っ越すことが証明できました!
あとは、5日以内に封書で(メールじゃないらしい…なぜ?)、異議申し立ての結果報告が届くのを待つのみ。。。。
さぁ、奇跡は起こるか⁉
結果が来たら、またご報告させてください。
そんな感じで、以上、イギリスの公立中学校決定に関する異議申し立て(アピール)の詳細でした。
誰の参考にもならないかもしれんけどw。
あーーー、今どっと疲れが。
なので、11年前の今日、6月11日の赤ちゃんZの写真を見て癒されよう。
なんかムサいのが横にひっついているけれどもw
長文、読んでくださった皆様、ありがとうございました!
いつも応援ありがとうございます!