先日の記事で、めちゃくちゃ大変だったことがあったと書きました。今日はそれについて。

 

 

去年から水面下でずーっとやってきたことなのですが…

 

 

今回思い切って世界中の皆さんに大声で暴露しようと思います。

(大袈裟なのはわかってるわ。わかってるのよ)

 

 

もう黙ってないで全部書いて悪運落としたいと思うので、書くよ。

 

 

長いよ。字多いよ。でも、本気で魂こめて書くから覚悟して。

 

 

あのね…

 

 

 

 

私たちの家探し、ナイトメアなの。魂

 

 

 

 

もーどっから話し始めたらいいのかわからんが、去年の6月に、こけものZが行きたい中学校は学区外なので今の住所ではおそらく確実に入学を受け入れてもらえない、ということが判明し、慌てて学区内への引っ越し(住居購入)を画策し始めました。

 

 

遅いのはわかってる。

 

 

中学校の申し込み(第3希望までを役所に提出する)が10月末。それまでに最低でも引っ越したい家を見つけて契約作業を進めなければならないので、6月中旬に動き出すのはだいぶ遅い。私と野獣さんのミスです。

 

 

でも、不可能ではないんですよ。

 

 

住所証明などの追加書類を役所に出す期限は11月末。できればそれまでに家を見つけ、契約までこぎつけられればいい。

 

 

それが叶わず、希望している中学校に受け入れられなかった場合には、こけものZは学区内に唯一ある、かなり評価の低い学校に行くことになります。

 

 

そんなわけで、泡食って始めた引っ越し活動。略して越し活

 

 

ちなみにこの、引っ越しを希望している小さな村には、家族向けの賃貸物件はほとんどありません。人気エリアで、売買物件が95%くらい。残り5%は小さすぎて4人家族には厳しい物件ばかり。

 

 

まず、7月末にちょうどいい家を見つけました。各ベッドルームは小さめだけれどもキッチンが素晴らしくて、お庭も素晴らしい。ここなら…ということで、オファーを出した(購入申し入れをした)。そしてオファーが通ったんです。

 

 

夏休み後半くらいにはソリシター(弁護士)も着々と動き、家屋検査(ビルディング・サーヴェイ)だのなんだのを予定したりしてた。売主さんもご夫婦で小さい家への引っ越し先が決まってて、今の家が売れればそれが叶う。

 

 

ソリシターの仕事が少し遅いよなぁと思ってたんですが、まぁ着実に前には進んでいるので、このままいけば10月末には契約完了(エクスチェンジ)できるかな、クリスマス前には鍵をもらって、1月辺りには引っ越しできるよな、と思っていた矢先に。

 

 

 

 

 

 

売主のご主人の人工股関節置換手術​が急に決まり、引っ越しできる状態ではなくなったので、家を売るのをやめました バイバイ

 

 

 

 

 

 

 

って連絡がキタヨー。

 

 

くっそー股関節だと!なんならおぶってやるから引っ越せ!

 

 

と憤るも、まぁ仕方ないですよね。とりあえず契約までして、引っ越しは売主さんが引っ越せる状態になってからということでもいいよ、と提案したんですが、もうその時点で売主さんは家を売る気をなくしてしまっていた模様で、完全にこの話はお流れになってしまいました。

 

 

これがまず物件1な。

 

 

この物件1がダメになる直前に実は、もっといい感じの家が売りに出されているのを見つけて、「おっ」と思ってたの。

 

 

なので、このもっといい感じの家にさっそくオファーを出した!そして多少交渉した後、オファーが通りました!

 

 

物件2への越し活、開始。

 

 

また一から仕切り直しとはなりましたが、順当に事が進めばそこまで問題はないはず。

 

 

これが、9月中旬。

 

 

この時点で売主さんも引っ越し先を見つけていて、このままいけばスムーズに引っ越しとなりそうだったのですが…

 

 

 

 

 

あーら問題発生。チーン

 

 

 

 

 

売主さんが買おうとしてた家の家屋検査だか土地検査で重大な欠陥が発見されたらしく、売主さん、この家には引っ越せなくなった。そこで、他の引っ越し先を探さねばならなくなり、いつそれが見つかるか、見つかってもその家の人がいつ引っ越せるかなどがまったくわからぬのでこちら側の予定もまったくわからぬという連鎖(チェーンといいます)が。

 

 

とにかく売主さんが新しい家を見つけるのを待ち続け…

 

 

10月が11月になり…

 

 

11月末となり…

 

 

もはや中学校申し込みの追加書類提出期限には間に合わないので、ソリシターに「住宅売買工程が進行中っす」と一筆書いてもらったのを役所の学校関係担当部門に提出するも、まぁこれはあんま意味ないだろうな。

 

 

最悪、3月までに引っ越せれば、一度拒絶された中学校に再度受け入れを頼み込む「アピール」というのができます。なので、まだ希望はある。

 

 

さて、この物件2の進展を待つこと数か月…

 

 

12月になり…1月になり…。

 

 

 

進展なし!無気力

 

 

 

もうイライライライラしてたら。

 

 

とある人たちから声がかかりました。

 

 

去年の6月の時点で家探しを始めた際に不動産サイトで見つけてすごくイイと思った家があったんだけど、それはもう既に売れちゃってたのね。

 

 

でも、ほんとにいい感じの家だったので、こそっとレターボックスにお手紙を入れてきたの。

 

 

「あなたの家すごく素敵で興味があったんだけど、売れちゃってて残念。もしもこの先、何か売却に問題があったりして今のバイヤーに売らないことになったような場合は、ぜひ内覧させていただきたいので、連絡してほしいな。」

 

 

と。イギリスではこれけっこうみんなやってるみたいです。

 

 

そしたらなんと…この家のオーナーさんから、連絡が来たんです!

 

 

「去年の5月にバイヤーが決まったのだけれど、事務作業に非常に時間がかかっており、ずーっと契約を待ってる状態でうんざりしています。私たちもとにかく早く引っ越したいので、もうバイヤーを変えようかと思っている。ということで、家を見に来ませんか。」

 

 

ってんで、飛びついたよね。

 

 

これが、物件3

 

 

家を見に行ったら、もうそれは完璧に理想的な家で、これぞ!と思っちゃった。

 

 

売主さんいわく、この家のバイヤーのソリシターは「もう少し待ってください。もう少し待ってください」と去年の5月から言い続け、いつまで経っても契約の目途が立たない。もう待ちくたびれたし、これ以上のらりくらりやられるのは腹立たしいこと極まりないから、バイヤーを乗りかえたいと思っている、とのこと。

 

 

そこで私たち、買値を少し上げてオファーを出し、合意を得ました。

 

 

売主さんは元々のバイヤーに、「もうあなたたちには売らないことにしました」と乗りかえ通告。

 

 

さて、私たちは売主さんとも個人的に密に連絡を取り合い、不動産屋とソリシターにもマッハのスピードで書類仕事をやるよう急かしまくり(いつもブログを愛読させていただいているリコさんのご経験を参考にさせていただきました!)

 

 

今回はソリシターもがんばってた(弁護士っつうのはだいたい急き立てないと仕事をしない人たちらしいわYO)。通常は2か月くらいかかるのを、優先してもらってずんずん進めてもらった。

 

 

その最中で、「物件2に購入中止を申し入れる必要あり」と言われ、野獣さんは「まだキープしておいたほうがいいんじゃ?」と思ったんですが、法律のプロがそう言うならリーガル的にそうすべきなのだろうと、物件2に「もう買いません」宣言。物件2は再び不動産マーケットに出されることに。

 

 

そして、2月中旬のハーフターム休みの直前(つい先日よ)

 

 

物件3との契約がおそらく2週間後くらいではないかという見通しがたった…

 

 

の時。凝視

(もうこの「その時」ってほんとイヤよね)

 

 

売主さんから1件のメールが。

 

 

 

 

「元々のバイヤーに契約を交わす準備が整ったとのことで、再度購入を打診してきました。でも、私たちはこのバイヤーとソリシターにはうんざりしているので、あなたたちと契約することを選ぼうと思っています。なので、できるだけ早く事を進めてね」

 

 

 

 

そんなこと言われたらすごい危機感よな。でも、売主さんが「あなたたちを選ぶ」と言ってくれたのを信じて、再三こちらのソリシターにプッシュをかけた。

 

 

数日後。

 

 

不動産屋と売主さんから連絡。

 

 

 

 

 

「元々のバイヤーが買値を吊り上げてオファーしてきました。そして、今日にも契約できるとのこと。彼らも引っ越さねばならず必死のよう。ここまでされたら、心が引き裂けるようだけれども、彼らを選ぶしかなくなってしまった。私たちもできるだけ早く引っ越さねばならない。わかってほしい。本当にごめんなさい。最後に、あなたたちに何ができるかソリシターと相談するチャンスを1日だけ差し上げますので、明日の夕方までに連絡ください」

 

 

 

 

 

 

真顔真顔真顔真顔

 

 

 

 

 

 

あれよ。最悪ってやつ。

 

 

野獣さんも私も、ショックと怒りで顔面蒼白・吐きそうになりながらソリシターとソッコーで電話会議。

 

 

待っている書類に関してはもうこちらでリスクを負う、問題あってもうちが何とかするからすっ飛ばし、強行で最短契約に持って行こう、ということに。

 

 

そして買値を大幅に吊り上げ、3日後に契約可能ということを売主に申し入れました。

 

 

「元々のバイヤーもここまではオファーしないだろ」というレベルの金額に釣り上げた。

 

 

これが私たちにできる限度、というところまでもってった。

 

 

その晩。

 

 

結論が出ました。

 

 

 

 

 

 

元々のバイヤーが私たちより5,000ポンド高い値段をオファーし、翌日契約を提言したため…

 

 

 

 

 

 

私たちの完全敗北。

 

 

 

 

 

 

もうね、そこまで行ったら、元のバイヤーさんがどれほど必死かわかるし、これ以上私たちには何もできません。

 

 

結果として、一番最初に合意した値段より45,000ポンド高く、元のバイヤーが買うことに決定しました。

 

 

彼らも、もっと早く契約にこぎつけていればそこまでのお金を払う必要もなかったと思うと、気の毒といえば気の毒だけど、仕方ないよね。

 

 

 

 

 

ということで、3軒の家と契約寸前までこぎつけた(2軒目はそこまで行ってないけど)にもかかわらず、すべておじゃんに。

 

 

ソリシターや財政アドバイザーからは「あなたたちほど不運な人たちは滅多にいない」と言われる始末。

 

 

私たちは、一度は「野獣家との契約を選ぶから」と宣言したにもかかわらず、数日後に結局元のバイヤーを選んだ売主さんに苛立ちを隠せませんが、やっぱりそれだけの金額と即日契約ということであれば、そっちを選ぶのも理解はできる。

 

 

今回の物件3のために私たちがかけたソリシター費用や調査費用等は、売主さんが払ってくれるとのことです。

 

 

 

 

 

さて。

 

 

これで、こけものZが学区内の中学校に行くことはほぼ決定と思われます。

 

 

こうなったら、最初の1年くらいその学校に行って、引っ越し先が決まったら転校を試みるか、あるいは引っ越しはやめて私立に入れるというオプションも考えることになります。

 

 

こけものZのいいところを最大限に伸ばす環境を探りつづけないと。

 

 

まぁでも本当はね、なるようにしかならないし、環境がどうであってもやる子はやるし、別にオックスブリッジ入れようとしてるとかいうわけじゃなくて、こけものズにとって最善であれば、なんでもいいのよね。上差し

 

 

希望している中学校に入れたいのは、学校として高い評価を得ているのと、保護者の評価もいいのと、GCSEの日本語コースがあるというのが大きいんですよね。

 

 

でもそういうのも、本人しだいでどうにかなるんだよね。

 

 

結論からいえば、

 

 

 

 

 

これから子供の学校のために引っ越しを考えている皆さんは、ほんっと早め早めに動いたほうがいいよー。

 

 

 

 

 

ってことです。私らほど不運な人たちはいないのかもしれないけど、でも普通でもイギリスでの住宅売買って悪夢のようだから。

 

 

私らは、焦りもあって、なんかガチャガチャやりすぎたという気もする。もっとどんと腰を落ち着けて取り組むべきだったかも。

 

 

今現在の野獣家は、物件2を取り扱ってる不動産屋に、売主さんの新居探しの進展状況を伺ってる状態です。もし新しいところ見つかったなら、再度この家にオファーすることも検討中。昨日の時点ではまだ見つかってないらしいけど…。

 

 

あるいは、まったく違う物件で運命の家となるものが、これから出てくるのかもね。家ってのもだからね。

 

 

というわけで、野獣家の越し活は…

 

 

 

Back to Square One

=振り出しに戻る

 

 

 

でした。はい、新しい英語覚えたYO!

 

 

 

 

 

正直にまっすぐに生きてれば、どうにかなるさ!

 

 

 

 

 

今の家も大好きだけどねっ。

 

 

関係ないけど、ワンオペの母を気遣い

夕食のお手伝いをしてくれたZさん。

スモークサーモン&海老丼。

人参を切るのと盛り付けを頼んだら

とんでもなく太っい棒状に切って

ご飯の上にぶっ刺してくれたわ。

そして自分のとこにサーモン載せすぎて

マミーの分が足りず、海老でごまかした。

 

 

 

 

 

 

あしあと

 

 

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ    にほんブログ村 家族ブログ 面白家族へ

いつも応援ありがとうございます!