さて。
ホリデーから帰ってきて、まだまだ続くよイースター休暇。
今週、夫は家で仕事をしているので、ある日は私がこけものズを映画に連れて行きました。
観たのは…こけものズが昔からずっと好きなあの怪獣もの。
すなわち
ゴジラもの
です。
じゃじゃーん。
(以下、映画のネタバレありなので、読みたくない人はぐっばーい)
Godzilla x Kong:The New Empire
以前2021年に『Godzilla vs Kong』という映画もあって、これはゴジラとキングコングが戦うっちゅう、てえへんなお話だったようです。私観てなくて、ゴジラ大好きなZさんが観てたんだけど。
で、ゴジラ対キングコングでは、最後にキングコングが勝ちよって、Zさん激怒してました。
「こんちくしょうめ。アメリカ映画では絶対にアメリカ産を勝たせたがる。どう見たってゴジラのほうがかっこいいのに」
と、それはそれはお怒りだったんですけど(笑)。
今回はどうやら、ちょっと様子が違う感じなのです。
Godzilla VS Kongではなくて、Godzilla X Kongだという。
この「エックス」にちょっと期待をして、IMAXに行ったわけよ。
なんか最初はさ、また地上の王ゴジラと地下の王キングコングが戦うの?みたいな感じだったの。
それが途中で、黒幕は邪悪な巨大猿軍団(キングコングの亜種みたいなやつらなんですわ)ということが判明。こいつらは地下世界から地上に出てきて、地球を乗っ取ろうというんです。
そこで、ヒロインの可愛らしい女の子と、ゴジラ映画ではお馴染み、巨大蛾モンスターのモスラさんが重要な役割を果たしましてね、ゴジラさんに諭すんですわ。
「ゴジラとコング、さぁ一緒に協力して地上制覇を目論む悪しき猿軍団をやっつけるのよ」
みたいな(や、ほんとにそういうセリフがあるわけではありません)。
「はい、おこんにちは。
ロンドンの蝋人形館のコングです。」
というわけで、地球はこやつらを頼みにした。
ゴジラとコングに、協力して横暴な悪者猿軍団をやっつけてもらうことにした。さ、協力してください、あんたたち。もうペアで「ゴジコング」なんて呼んじゃおうか、ふひひ。
ということになりました。そうなったんだよ、ゴジラくん。
「今、山手線食うのに忙しいんだけど。」
これにはもう、日本の歴代ゴジラが愕然としたよね。
キングコングと協力し合って地球を、人類を救うだと?
なんというかもう、
ゴジラの存在意義完全無視
なこの新世界よ。
おまいらには初代ゴジラからずーっと、ゴジラが鳴らし続けている人類への警鐘というものがまったく聞こえていないのか。
もはやゴジラはただの「怖いけどかっこいいモンスター」なだけなのか。
……IMAXで観るにはもってこいの映画でしたけどね。
これは日本のゴジラ映画とはまったく別物の「Godzilla映画」と観るべきなんだろうね。調べてみたら、これらのゴジラとコングが戦う一連の映画は『モンスター・ヴァース』シリーズとしてフランチャイズ化されてるようです。
そうかそうか。そうなのだ。これは「ゴジラ映画」ではないと考えるべきなのだ。「ゴジラ」ではなく「Godzilla=ゴッズィラ」なのだ。
こけものズは、今回ゴッズィラがヒーローになったので満足してましたが(笑)。
にしても母は納得いかないね、このゴジ&コンの協力関係には。
というわけで、帰宅したらすぐに鼻息荒くして夫に、
「野獣さん!『ゴジラ-1.0』ダウンロードして頂戴!今すぐ!」
と怒鳴りつけ(いきなり怒鳴られる可哀想な夫よ)、ホンモノのゴジラ映画をこけものズに見せたる、と意気込んでいるのでした。今週末はちょっと時間なかったけど、来週あたりみんなで『ゴジラ-1.0』を観るぞ。
福島ではゴジラ(そしてもちろんウルトラマン)の生みの親・円谷英二さんの博物館にも行った。
当時3歳のAさんはゴジラの餌になりそうになった。
ゴジラの顏が「こいつうまそうだな」と言っている。
Zさんは歴代ゴジラのサイズやら能力やら出没地やらを比較研究した動画を昔よく見たりしてたし、『シンゴジラ』もすごく好きだったし、こけものズも日本のゴジラ映画を見ることで、ゴジラの真髄をきっと分かってくれるんじゃないかなぁ。
って、何をそんなに息巻いているのかよくわからなくなってきましたが(笑)、まぁ、エンターテインメントとしてこういう『モンスター・ヴァース』みたいのも世の中には必要なのだろうね。
でも、あるよね、日本人の意地。
ということで(笑)。
関係ないけど、こやつらも
協力関係続いたかと思えば戦い合う
ゴジ&コンのようなやつらである。
昨日は暖かったので晩ごはん、
バーベキューで焼いたチキンケバブでした。
そして相変わらずの半裸族。
いつも応援ありがとうございます!