月曜日のこと。
晩ご飯を作ろうと包丁で肉を切っていた私なのですが、こけものズに話しかけられた拍子に、肉がヌルっと滑ってだな。
左親指の先をごっそり削ぎ落してしまっただ。
すぐにドバドバーっと血が出てですね。圧迫したんですが、ちょっと圧迫足りんかったみたいでなかなか血が止まらず。その時点では大したことないと思ってぴょっと大きめの絆創膏なぞ貼って、料理を再開したら…
ボタボタボター
とまな板に赤いものが。
やややや、って帰ってきたばかりの野獣さん呼んで、絆創膏がっつり貼りなおしてもらったんですが、その際野獣さんが
「アアアア…ヤバイデス… 」
と呟いていたのね。私はもう、でーじょぶでーじょぶ、なんつってたんだけど、夜遅くになってからズンドコズンドコ、すごい痛みが来たんですわ。
そして翌日も…その翌日も…。夜になると痛くて眠れないくらいなので、痛み止め飲んで寝る始末。
日本のバンドエイドがひじょーに優秀で、イギリスの絆創膏は1時間で剥がれてくるのに日本のバンドエイドは1日以上しっかりついててくれるから、それを2日くらい使い続けてたんですが、なかなか痛みもなくならないし血もじわじわ出ている。
そしてバンドエイドを替えてくれる野獣さんが毎回、
「オオオオ、ヤバイデスネェ…」
と目を背けておっしゃる。それが最近覚えたとってもユースフルな言葉だから言いたくて仕方ないのか、本当にヤバイのか判断がつかず、
「あのさぁ、そのヤバイっていうのは病院行った方がいいって意味なのかな?」
と問えば、「Maybe you should」とか言うので、自分でも切り口を見てみたんだ。
そしたらどんな状態だったかというと、
ぬどどどどー。
この山の部分が私の親指の先な。
で、溶岩煮えたぎっとる中心の部分が削いだ部分で、溶岩が血な。
ちょうどこのくらいの比率、このくらいの円形に削いだわけさ。ごっそりえぐれてる、っていうのがわかりやすい表現かしら。
んーー、病院行ってもどれくらいの処置してもらえるかわからんが、やっぱりこれは医療ダイヤルに電話するレベルかなぁーーいや、でもたぶん化膿なんかはしてないから、天下のNHS様からは自宅処置方法を告げられて終わりな気がするなぁ。
といろいろ考えて、痛いときには痛み止め飲んで、新たにアルギン酸だかを含有してるっちゅうパッドを購入。それを貼って周りをバンドエイドでがっつり固めていたら…
やっと、じっとしててもズンドコしてた痛みが引いたわー。
快方に向かってる感じです。まだ少しずつ血は滲んでるけど、削いだ分量考えたら当然であろう。時間はかかるはず。
現在、こんな。
毛穴とかは見ないふりをすること。
で、シャワーも左手は一切濡らさないようにして、何をするのも右手と、どうしても必要なら左手は添える程度で。
これまでもかなり強力な右利きでしたけど、もう右手だけで生きてけるんじゃないかというレベルに
右手のテク爆上がり
(何のテクだいったい何の)
なので、私の右手が必要な方がいたら、ご連絡くださいませね(お助けできるかどうかはご依頼の内容によります)。
ところでですねぇ。昨晩ふと気づいたんですが…
そういや削ぎ落とした私の指先はどこ行ったんだろう?
ってこと。肉切っててね、まな板の上で。で、その上で自分の肉も切ってね。あわわわとなって圧迫と絆創膏処置をして…でまたワサワサと料理再開して、私はファスティングの日だったので食べなかったけど、夫と息子らは料理したもんを食べたの。
ってことは、
夫か息子らのうちのひとりが私の指も食べた
ということになります。ほぼ確実にな。だって削ぎ落した指の断片、見てないもん私。
ごめんね。ほんとごめんね。
人肉なんか食わせて。
共食いなんかさせて。
頼むから病みつきにならないでね。
(コラ、たいがいにしろ自分)
でもこのことは彼らには伝えてませんwww。言わんほうがよかろう。
ってなわけで、どうやら少しずつ良くなってるので、ほっとしたわ。このまま化膿させないよう気を付けて、指が再生するのを待とう…。
そんな、どっしょもない週だったのでした。ちゃんちゃん。
最後に、サッカー女子ワールドカップ準々決勝。
日本すごく応援したけど負けちゃったねぇ。
残念ですが最後がんばった!
いつも応援ありがとうございます!