イギリス生活16年目。
小さな学園都市でニュージーランド人夫と、2013年・2016年生まれの息子ふたり、黒猫一匹と暮らしているAnimaです、こんにちは。
晴れたり雨が降ったり曇ったり雹が降ったりと忙しい本日のイングランドからこんにちは。
イングランドの小学校が再開して1週間です。そして始まってさっそく、長男Zさんが学校の図書室で読んだ本でとても気に入ってしまい、家でも読みたいから買ってくれと言ってきた本があります。
それは、こちらのこちらのシリーズ。
Diary of a Wimpy Kid (グレッグのダメ日記)
長男が学校で読んでとても面白いと思ったのが、一番下の紫色の本『The Ugly Truth』だそうで。普段学校で無理矢理貸し出されてくるつまらない本ばっかり読まされているからか本読みがそこまで大好きではない長男が、「読みたいから本を買ってくれ」なんて言うもんだから、私、即座に一気にこのシリーズのボックスセットを大人買い(笑)しましたです。いや、実は1冊ずつ買うより12冊セットが一番お得だっただけなんだけどね・・・。
昨日の夕方届いたのをZさん、夜一人でものすごい読んで、もう読み終わりそうになってます。そんなに面白いんかー!
で、自分だけ読むのでは飽き足らず、
この面白さをマミーとダディーにもわかってほしい、ぜひとも伝道したい
と思ったのか、
「マミー、何色がいい?」
というので何のことを言ってるのかようわからんで「赤」と言ったら、「じゃあマミーはこの赤いのを読みなさい。ダディーは何色?緑?じゃあダディーはこの緑色の本を読んで」
と、読書強制。
ぱっぱと手渡されました。しかも、まだ難しい本は読めない5歳のAさんを無理やり座らせて、この本の朗読までしてやってるじゃありませんか!「A、ちゃんと聞いてるの!?」とか叱りつけながら(笑)。
伝道師っていうよりも力ずくで洗脳するカルト教祖みたいだな・・・。
まぁ、熱意は伝わる。そして私も読書は積極的に好きなほうである。なので、今朝から読み始めてみました。ら・・・・・
うん、面白いです!
アメリカの作家さんの本で、映画にもなってるんですね。もちろん邦訳もされてるようで。
何がいいって、このグレッグくんの緩さがいいですわ、この話。
グレッグくんは私から見るとごくふつーのプリティーンなんだけど、おそらく学校の先生や教育パパゴンママゴン、「人類の未来のために正しい行いをしなければならない」と固く信じてる親御さんたちなんかからすると、「ダメ人間予備軍。というかすでにだいぶダメ人間」な男の子。お馬鹿で間抜けでユルユルでシニカルで、適当でクズなことばっかりやってる子。そこがいい!
たぶんね、Zさんもそういうタイプなんですよ・・・(笑)。お勉強はどっちかというとできるほうなんだけれども、あえて簡単な問題ばかりを選んでちゃちゃっとやって(彼の学校では、学習のすべてではないのですがスペリングや計算問題など難易度が3つくらいに分かれてて、自分でどのレベルのをやるか選んでできる宿題も一部あるのです)一刻も早く遊びたい人。向上心なんつうものが皆無な人。
どうして一番難しいやつもできるのにやらないの?これ簡単すぎじゃない?って聞くと、
「どうせ全部できるんだから一番時間がかからない簡単なやつをやるんでいいんじゃないの?」
などと答える(笑)。そのような人なので、グレッグくんが実在したらそりゃあ仲良くなるだろうよ、という。
まーいいよ、好きなことやったらいいんじゃないですかね。ホームスクーリングでは鬼のように教えますけど、学校行ってる時はもう、私はノータッチです。宿題はやれとは言うけど、簡単なのをやりたいならやればいいさ。
Wimpy Kidシリーズを読破したら、ますますZさんのWimpy Kidっぷりに拍車がかかりそうですが、ダディーも実はそれに加担しており、珍しく読書にハマっているZさんを見て、
「この本一冊読了するごとにお小遣いを上げよう」
などと言うもんだから、金のためならたぶん読破するね、この人ぁ。
だいぶ前の写真ですが、主人公の名前が「Dick」だというだけで嬉しくって楽しくって何度も何度もこのAさんのレベルの本を読んじゃー笑って読んじゃー笑ってしているダメ男子。
最後に本日のテンちゃん。珍しくダディーに相手にしてほしがっています。
なのにダディーってばケータイばっかり見て。
相手にされず、ふてくされてこんなんなってました。↓
さて、これから本の続きでも読みますかね・・・(笑)。
皆様も良い週末を~~。