11月5日はガイ・フォークス・ナイトです。
ガイ・フォークス・ナイトとは何ぞやというと、1605年の11月5日に、カトリック教徒のガイ・フォークスという男が国王に対して謀反を働き、爆破によって暗殺しようとして失敗。フォークスとその仲間は捕まり、ロンドン塔で処刑されました。
そんなガイ・フォークスにちなんで、この日はガイ・フォークス人形なる藁などで作った人形を町中引き回し、夜になると大きな焚火を焚いてその人形を燃やす、というお祭りがイギリスじゅうで行われるようになったんですね。
そして焚火もやるとこもあるんですが、最近はもっぱら花火大会になるところが多いようです。おらが街でも、この日は街の大きな広場ににわかアミューズメントパークができ、花火をばんばん打ち上げる花火大会になります。このため、ガイ・フォークス・ナイトはボンファイア(焚火)・ナイトとも呼ばれます。
日本だと花火っつったら夏の風物詩ですが、イギリスでは11月の風物詩なんですよねぇ。
子どもが生まれる前は野獣さんと何度か花火を見に行きましたが、とにかく寒い!のと、日本のに比べて花火はしょぼい・・・ので、最近はもう数年行ってません。
ところが。
今週のZさんの学校の宿題が、「ボンファイア・ナイトについて、五感で感じることを書いてください」というものなんです。目では何を見たか、耳では何を聞いたか、においはどんなだったか、触った感じはどうか、味はどんなか。
って、これむっちゃ難しいじゃないですか!ボンファイア・ナイトで味って!触った感じって!!
そこで私、街にわざわざ花火見に行くのは風邪をひきに行くようなもんなので嫌なので、昨晩、ボンファイア・ナイトがどういうものであるかをZさんに話してきかせ、ネットで写真を見せ、それからおうちで花火大会をやることにしました!(野獣さんインド出張中なんですけど、母がんばるYO)
実は2年くらい前に買った花火の残りがあったのですわ。。。
いざ、発火!!!
ぱぱぱぱーん!
ってすごい音がしたもんだからZさんもAさんも最初はビビりました。
続いてはぴゅーんと上に上がるやつ。
母、火をつけて急いで退散し、写真を撮る、という荒業をがんばりましたがやっぱりちょっとタイミング逃してます・・・。
何個かこういうぴゅーんぱぱぱん系をやった後、子供らに手持ち花火を。
Zさんはとても楽しんでますが、Aさんは「Too scary」と言って持ちたがりませんでした(笑)。でも真横で見てましたけどね。
花火を楽しんだあとは、即宿題(笑)。
味: ボンファイアナイトには綿あめを買って食べます。おいしいです。
見: 空に花火のぴかぴかがたくさん見えます。
聞: バンバンという大きな音で、怖いです。
嗅: 花火から出る煙の臭いがします。
触: 手持ち花火の棒はつるつるです。
と、こんなふうに各文章を書けました(実際はぜんぶ英語ですけど)。
ちなみにガイ・フォークスにちなむ映画で大好きなのが、『V・フォー・ヴェンデッタ』。これは良い映画ですよ~。何を信じるべきなのか。そもそも信じるべきものなどこの世にはあるのか。観る者にそういう問いかけをしてくる映画です。
さぁ、ガイ・フォークス・ナイトが終わったらついにクリスマスがやってきてしまいますよ奥さん・・・。
私ら実は、今年のクリスマスはすごい場所に行きます。どんだけすごい場所かっていうのは、まぁクリスマスが終わってからの記事をお楽しみに・・・ってことで(予告が早すぎるわ)。