パヤオの大好きなアニメ。というか大きな影響を受けたらしいアニメ。
日本ではパヤオの影響で見た人が多いはずだ。
1957ならディズニーは20年前に白雪姫を完成させてるので、クオリティ的にはぼろ負けしている。
それでも日本には圧勝しているが。
でもディズニーには無いヒロインの強さや絵についても特有のタッチが魅力的。
パヤオも本作を見てアニメキャラの目の描き方を変えたらしい。
それまではまぶたの線を上も下もくっきり黒線で描いていたのを下まぶただけ黒線を無くしたのだ。
これにより眼差しが柔らかく優しくなる。この技法をパヤオは取得。のちに日本アニメ界でも流行し、今に至るまでスタンダードであり続けている。これを語っていたパヤオは少し誇らしそうだったw

内容はシンプル。ジブリDVD化されるにあたって翻訳が新しくされたらしいが、アニメらしくなくかといって小説的にも味のない翻訳でダサかった。翻訳者は結構有名な人らしい。
ただ翻訳が直訳的だと行間を読みて側で自由に埋めまくれるのでどんな話でも面白く解釈できる良さはあった。パヤオは女の子の太ももが見えるシーンが好きらしい。哲学的な理由を付けていたが顔はエロじじいだったのでわりとキモかったw
当時社会主義バリバリのロシアのアニメでパヤオも労組で過激に活動していた左翼だったからそういう観点で見ることもできるようだ。

映像的にはお城が輝くときのオーロラのようなエフェクトが超美麗。何か絵ではなくて光を撮影したのだろう。動物の動きはディズニーのように滑らかではあるが、グニャグニャすぎてリアリティは無視されている感じ。


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