小さい頃は夢の無い子供でした。

でも密かにクリエーターにあこがれていました。

小学生の頃、写生大会ではいつも金紙を貼られ、書初めでもやはり金紙を貼られ、中学では美術の先生にも認めてもらえ、それなりに自信もあったんですが・・・。

中1でパソコンに出会いました。
(パソコンってなんかダサい言い方だけど、あえてPCと書かずにパソコンって書きますw)

その当時僕が思っていたパソコンってのは、今までできなかったことができる魔法の箱、夢をかなえるための道具。それと、算数の苦手な僕に代わって計算をしてくれる機械。

そんなふうに漠然と思っていました。

プログラミングを始めるまではね。


なにかクリエイティブな事がしたくて、中1の時、BASIC言語を覚えました。

覚えるといっても、パソコンを持ってなかったから、本を読んで勉強して、紙にプログラムを書いて友達のパソコンに入力して実行。

でもうまく動かず、ショボショボと家に帰る。

そんな事を数回繰り返すと、友達もめんどくさくなったみたい。


でもめげずに中3でパソコンを買いました。

そして暇さえあればBASICでなんやかんや打ち込むわけですが、しょっぱなから大きな壁にぶつかるんです。

処理速度が足りない・・・

当時のパソコンといえば、まだ8bitが主流。動作クロックは4MHzで、メモリーは64KB。

今では考えられない程の低スペック。

画像を処理するプロセッサも入っておらず、ゲームの動きではファミコンに完全に負けていた。

また、パソコンで絵を描いても、納得行く作品など描けず、音楽をやっても、しょぼい音しか出ず。

ただ、そんな低スペックの機材をしようしてもすばらしい作品を作る人も居るわけで、その時悟ったのである。

「自分にはセンスが無い!!」
(まぁ、センスだけではないと思うけどね、根気とか、仲間とかね)

自分の中で、パソコンが夢をかなえる魔法の箱ではなくなった瞬間である。


この頃からだんだん目指す方向がクリエイターからただの機械いじりに代わって行った気がする。

処理速度をどうにかするためにマシン語(アセンブリ言語)を覚えたり、自作のジョイスティックをパソコンに繋げてキャラクターを動かしてみたり。

ゲームとか作りたかったのに、ぜんぜんそんなこともせず、ただただプログラムの高速化とかハードウェアの解析とか、そんなことばっかり。

やってることがぜんぜんクリエイティブじゃなくなってしまった。

そんな状態のまま高校3年間過ごし、大学に入ってX68を買うわけだが、
(当時X68といえば、クリエーターか、ゲーマーのためのパソコンと位置づけられていた)

中学~高校で染み付いた感覚はなかなか抜けない物で、クリエイティブな事はほとんどせず、ただの機械いじりで終わってしまった。

そして就職先も、家の近所の会社に就職。
もうこの頃には昔抱いた夢など、どうでも良くなっていた。



それから十数年・・・



androidの登場である。
とうとう携帯電話のアプリが自分で作れる様になったのである。

自分で作った作品を世界中に公開できるのである。

これはもう一度チャンスが来たと正直おもった。

センスの無いのはどうしようもないけど^^;

昔と違って、そこそこの処理能力、画像を表示させるのも簡単にできるし、なんと言ってもいろんな人に評価してもらえるという事が何よりもモチベーション維持につながる。

てなわけで、早速androidの勉強中です。
苦手なjava言語での開発ですが、小さいものからコツコツと始めたいと思います。


$あにまろのブログ-開発中

画像はただのテストプログラムです。
まだまだこれからです^^