名古屋に着いたら、

ちょっと楽しみにしていたことの一つに、

 

 

「喫茶店モーニングめぐり」があった。

コーヒーコーヒーパン

 

 

せっかくモーニングの本場

(真の本場は一宮)

名古屋に来たからには、
ホテルの朝食なんてもっての外。

 

 

あちこちの老舗喫茶店の

モーニングを堪能しよう♪と、

計画していたのである。



無事に一泊を終え、
いざ、素敵な喫茶店を探しに、

朝の街へと出た私は、

 

 

 

すぐに愕然としてしまった。

 

 

 

なぜなら。
 

 

 

私が幼少の頃、
あちこちにわんさかあった、


あすなろ
るぽ
バロン
しるびあ

 



だの、
そんなレトローな名前の
老舗喫茶店は
いまやほぼ姿を消し、


ドトール
クリエ
ダフネ
そして元祖コメダと、


表通りはチェーン店王国と
なっていたのだった。




さすがに裏通りに入れば
それなりの雰囲気の喫茶店は
何軒かあったのだが、
定休なのか店内は暗く、

いくつかはシャッターが閉まったまま。



ならばせめて、


東京に無いチェーン店の
コンパルにでも行くか・・と、
わざわざ一駅歩いて
栄のコンパルにまで行ってみたところ。

ランニングランニングランニングアセアセ

 

 

 

迷ってようやくたどり着いたものの、

なんか店内がプレハブ感満載の、
居抜き物件のような雰囲気の無さ。

 

 

看板商品のエビフライサンドも、
朝の胃袋には重く、

モーニングサービスの対象外。



せっかく

名古屋に来たのにこんな。

こんな雰囲気がないところで、

 

 

 

朝ごはん食べるのは嫌!!!



しかたなく、
また一駅歩いて戻り、
バレエバレエバレエダッシュダッシュダッシュ


ホテルの近くで、

割と雰囲気のある、
ウインナーコーヒーが売りの、

「べら珈琲店」に入ってみた。


 

 

 

しかし今度は・・・・


お客がいない。


一人もいない。


・・・・・・


まあ、

もう10時近いし、
波が去った後なのだろうと入店。
 

 

売りであろう写真の、

ウインナーコーヒーを、

暑かったのでアイスでオーダーし、
モーニングサービスをつけてもらった。



そして来たのがこれ。




なんか・・・・

 

 

 

イメージと少し違った。



でも、
コーヒーは炭焼きで濃く、
パンは黒糖パンで香ばしく、
生クリームはパンに乗っけて楽しめた。
なにより、
ゆで卵が芸術的な半熟具合だった。



客といえば、

その後、

2人連れが2組来たのだが、

 

 

なぜか2組とも

外国人の二人連れだった。

 

 

 

英語で店員が

オーダーを取っていたが、

なかなか通じなくて大変そうだった。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・


名古屋の・・
名古屋の喫茶店の・・・
モーニングといえばさ・・・


常連さんのコーヒーチケットが、
店にボトルキープのように置いてあり、
オーダーせずとも、
その客のマイドリンクが出てくるという

濃い空間じゃなかったの!?
コーヒー



・・・・・・・・



時代は変わったなと、



まるで、
その厚さが
人情と比例しているかのような、
薄いパンを噛むと、


でもまあ、

それなりに、

 

 

 

サクッと良い音がしたのだった。パン