目次


・分類

・学名

・大きさ

・生息地

・寿命

・食べ物

・産卵、孵化、幼虫の成長





  分類



鱗翅目 (りんしもく)     タテハチョウ科



オオムラサキは日本の国蝶で、1957年に日本昆虫学会によって選ばれました。





  学名



Sasakia charonda


Sasakiaは佐々木忠次郎博士から、charondaはイタリア出身の立法学者カロンダスから名付けられました。





  大きさ



【羽を広げたときの幅】10cm以上


メスとオスで羽の色が違い、メスの羽は茶色く、オスの羽は青紫色です。





  生息地



・東アジア〜東南アジア


日本中に分布していますが、都市部では雑木林が減ってしまったため個体数が減少しています。


そのため、オオムラサキが生息する雑木林を守るための整備や、オオムラサキはどんな蝶なのか紹介をしています。





  寿命



1年ほど


オオムラサキの寿命は1年ほどで、幼虫の姿で冬を越し、夏の初め頃に成虫になり、8月に産卵を終えると成虫は死んでしまいます。





  食べ物


幼虫時代はエノキやエゾエノキの葉を食べ、成虫になると果汁や樹液を吸います。





  産卵、孵化、幼虫の成長



産卵、孵化


オオムラサキは夏にエノキに産卵し、卵は1週間ほどで孵化します。



幼虫は脱皮をする


産まれたばかりのオオムラサキの幼虫は「1齢幼虫」といい、脱皮をするごとに2齢幼虫、3齢幼虫、4齢幼虫と呼ばれるようになります。


4齢幼虫のときに越冬し、春になると5齢幼虫、6齢幼虫と進みます。


そして6齢幼虫になるとエノキの葉の裏にサナギを作り、6月下旬頃に成虫になります。