クレートで落ち着いていられますか?? | 笑顔を作る獣医師「アニマルライフパートナー」

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笑顔を作る獣医師 丸田香緒里です。

突然ですが、
 
みなさんのお家の子は、クレート(ハードタイプのキャリーバック)の中でお留守番することはできますか??

動物病院の入院室はもちろん、ホテルのお預かりでお部屋に入れると、きちんと落ち着いて大人しくできる子と、出してほしくてパニック状態のように吠え続けたり、扉をガリガリしてしまう子がいます。。。

「狭いところに閉じ込めるのは可愛そう」
そういう声も聞きますが、実はそうではなく、
動物たちは狭いところ、特に四方を壁で、前だけ開いているという場所が落ち着くのです。
そういうところは、敵からの攻撃が前からしかないので、前だけ見張っておけばいいわけですからね。

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うちの子はクレートの中が大好きで、普段寝る時もここ。
(このクレートは折り畳みタイプで後ろも網なので、布をかけて目隠しをし、手前のみ外が見えるようにしています)
 

災害などがあった際、避難所ではハードキャリーのようなお部屋にペット達は入ります。
災害で怖い思いをしているのに、さらに慣れないそんなお部屋に入れられたら・・・パニックになってしまうのは想像できますよね。


万が一の時の備えとしても、クレートに入る練習はしていきましょう。

練習の仕方は、無理をせずゆっくりと時間をかけます。

1.まずはクレートの扉を開けっぱなしにして部屋に置いておく。
2.クレートの中におやつを入れて自分から入っていくようにする。
3.食べるのに少し時間がかかるおやつなどを入れ、食べている間に一瞬だけ扉を閉めてみる。
4.扉を閉める時間を徐々に長くする(しめている間に時々おやつをあげる)

あくまでも閉じ込める部屋としてではなく、自分から好きで入っていく「ご褒美部屋」としてクレートを使います。
出してほしくて、ワンワン言ったり、がりがり扉をしてしまう場合には、一瞬でも止まっているタイミングで出してあげたり、おやつをあげてくださいね。
騒いでいるときに与えてしまうと、「騒ぐとおやつがもらえる」と学習してしまいます。

万が一の際の備えとしても大切なクレートトレーニング。是非練習してみてくださいね。
 
 

 

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