防災対策について考えましょう Part4 | 笑顔を作る獣医師「アニマルライフパートナー」

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横浜・湘南の動物病院以外で会える獣医師Animal Life Partnerカオリです。


前回は動物用避難バックの重さのお話をしました。(まだ読んでいない方はこちら 。)

そして、皆さんに、バックに入れるものを書き出して、優先順位を考えてください!とお願いしましたね。

やってみていただけましたか??


では、答え合わせです。






持っていくものは大きく分けて3つに分類します。



優先順位1

命に関わる可能性のあるもの。


たとえば・・・

持病のある子は何よりもが必須になります。特に心臓病やてんかん発作の子はお薬がないと命にかかわりますね。

食事も支援の物届くまで、最低5日分は持っておきましょう。

そして忘れがちなのが、リードと首輪。ネコちゃん達もいざ逃げてしまった時のことを考えてバックに入れておきましょう。

わんちゃんは、もちろん普段使っているものとは別にもう1セットです。なぜかというといざという時、お散歩バックが取りに行けない、見当たらない・・・となってしまったら大変だから。

かさばるものではないので1つ余計に入れておきましょう。




優先順位2

いざという時に必要なもの。


たとえば・・・

わんちゃんの場合は狂犬病の鑑札・注射済票。わんちゃんに必要な公的な証明書になります。

そして、居なくなってしまったときに迷子ポスターを作るための写真(できたら飼い主さんも一緒に写っているものと2種類)

集合収容所ができた時に担当の方に渡すための、うちの子手帳

(詳しくはまたの機会にしますが、性格や普段の食べ物、過去の病歴、かかりつけ病院の情報などを書きます)


優先順位3

あると快適に過ごせるもの、必要なものなど。


たとえば・・・

普段使っているタオル、ブラシ、大好きなおもちゃなど

そして、ここにペットシーツを入れます。

ネコちゃんやペットシーツでしかできない子たちはもう少し優先順位は上がりますが・・・

理由としては、かなりかさばる事、支援物資として届く可能性が高いことなどです。


応急処置のグッズなどはおそらく皆さんの人用防災バックに入っていると思いますのでそれを応用します。



いかがでしたか?

優先順位を考えて入れていくことで、本当に必要なものを忘れずに入れられるようになりますね。


食事や薬などは普段から無くなる直前に購入するのではなく、余裕を持っておくことでそれが常に新鮮な非常用になりますよ。



これまで連載してきた内容、普段から心にとめておかないと忘れてしまいがちです。

「防災のこと」のテーマでまとめましたので、たまに思い出すように読んでくださいね。


いざという時に、飼い主さんも動物たちも、みんなが無事に少しでも快適に過ごすことができますように。


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